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やきもの勉強会 [美術]

根津美術館

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夏休み、初心者向けに焼き物の見方を解説してくれる展覧会。
今回は焼き物の中でも皿に的を絞り、そもそも皿が食卓に上るようになった食文化の歴史から振り返りつつ、ようようなデザインの皿を鑑賞する企画。
期待していたより、中国など外来のものが多く、鍋島などの色絵皿がそれほど見られなかったのがちょっと残念だったけど(とは言ってもそれなりの数はあった)、大小様々な皿、形も丸だけでなくいろいろのものがあって、楽しめた。

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青花花卉文盤
景徳鎮 中国・明時代 15世紀
口径60センチを超す大皿。透明感のある白磁に青花で描かれた模様が品良く映える。

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織部大皿 瀬戸 施釉陶器
日本・江戸時代 19世紀
色が織部らしい。でも織部というと形が変わったのが多い印象なので、丸皿はかえって新鮮。柄がいろいろ組み合わされてるのが面白い。

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染付寿字文大皿 肥前 施釉磁器
日本・江戸時代 17世紀
こちらは肥前。珍しいやや黄みがかった地に染付が映える。祝いの席に使用されたのだろう。

チラシにあるように丸だけでなく凝った形のものもたくさんあって目を引く。大きさも小さいものは口径数センチの手塩皿からあってほんとにいろいろで楽しい。

強いて言えば、「勉強会」と銘打つならもう少し染付、色絵、青磁といった用語の説明もあっても良かったかな。

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