亀戸天神で梅見 [お出かけ]
2月22日(火)
抱一の梅の絵を見る前に、本物の梅を見てきました。
亀戸天神は江戸時代から梅、藤の花の名所で浮世絵にもよく描かれています。
浪人生の甥っ子の合格祈願もかねて天神様にお参りと言うことで。
梅園ではないので、種類がたくさんあるというわけではなさそう。それでも紅梅に白梅、ピンクや枝垂れなど。まだ満開にはちょっと早かったかも。でも平日にもかかわらず結構たくさんの人が来ていました。日曜などは大変かもしれないな。
天神さんなので菅原道真の少年時代の像が。
毎年1月に「うそ替えの神事」というのがあるそうです。
本殿にも梅が飾られていました。
紅梅白梅ろうばいが一カ所に。
おまけ。スカイツリーもすぐ近く。
春はもうすぐそこですね。甥っ子にも春が来ますように。
抱一の梅の絵を見る前に、本物の梅を見てきました。
亀戸天神は江戸時代から梅、藤の花の名所で浮世絵にもよく描かれています。
浪人生の甥っ子の合格祈願もかねて天神様にお参りと言うことで。
梅園ではないので、種類がたくさんあるというわけではなさそう。それでも紅梅に白梅、ピンクや枝垂れなど。まだ満開にはちょっと早かったかも。でも平日にもかかわらず結構たくさんの人が来ていました。日曜などは大変かもしれないな。
天神さんなので菅原道真の少年時代の像が。
毎年1月に「うそ替えの神事」というのがあるそうです。
本殿にも梅が飾られていました。
紅梅白梅ろうばいが一カ所に。
おまけ。スカイツリーもすぐ近く。
春はもうすぐそこですね。甥っ子にも春が来ますように。
清澄庭園の紅葉 [お出かけ]
11月16日(火)
11月も半ば。いよいよ本格的に寒くなってきたけど、お天気はとてもよかったので思い切ってお出かけ。
といってもあんまり遠出する気にはなれず、家からそう遠くないのにまだ行ったことがなかった清澄庭園へ。
清澄白河駅には、東京都現代美術館に行く時に利用しているが、この庭園は素通りしていた。
東京にある庭園の例に漏れず、ここも江戸時代は大名のお屋敷。でもその前にあの紀伊国屋文左衛門の屋敷だったらしい。そして明治時代には、今度はまたあの岩崎彌太郎が所有して、社員の慰安や貴賓を招待するために造園したとか。確か駒込の六義園も彌太郎のものだったことがあるんですよねえ。どんだけ金持ちだったんですかね。と、ふと「龍馬伝」の香川照之の顔を思い浮かべてしまう。
庭園のHPを見たら、紅葉が始まって先週末から夜間ライトアップをやっているとのことだったので、夕暮れ時に訪れてみた。
六義園などに比べるとそんなに広くない。かなり大きな池を中心とした、回遊式泉水庭園。
紅葉は、正直まだまだかな。一本だけ赤くなってるのはハゼだそうです。
だんだん暮れてきて、きれいな夕日。(デジカメの「夕日モード」とやらで撮ってみました)
真ん中あたりに小さく白い半月が見えるでしょうか?
カエデはご覧の通りまだ青々。でもライトアップされてきれいだった。
かなりとっぷり暮れるとこの通り、なかなか風情ある様子。
写真には撮らなかったけど、池の周りには数々の名石も配置されている。これは岩崎家が自社の汽船を使って全国各地から集めてきたものだとか。いやはや、ほんとに財力にものをいわせて作ったのねえ。
話はそれるが、ぜひ「龍馬伝」のスピン・オフを作って、その後の彌太郎の活躍を見せてほしいわ。(なんて、実は「龍馬伝」もちゃんとは見てないけど)
11月も半ば。いよいよ本格的に寒くなってきたけど、お天気はとてもよかったので思い切ってお出かけ。
といってもあんまり遠出する気にはなれず、家からそう遠くないのにまだ行ったことがなかった清澄庭園へ。
清澄白河駅には、東京都現代美術館に行く時に利用しているが、この庭園は素通りしていた。
東京にある庭園の例に漏れず、ここも江戸時代は大名のお屋敷。でもその前にあの紀伊国屋文左衛門の屋敷だったらしい。そして明治時代には、今度はまたあの岩崎彌太郎が所有して、社員の慰安や貴賓を招待するために造園したとか。確か駒込の六義園も彌太郎のものだったことがあるんですよねえ。どんだけ金持ちだったんですかね。と、ふと「龍馬伝」の香川照之の顔を思い浮かべてしまう。
庭園のHPを見たら、紅葉が始まって先週末から夜間ライトアップをやっているとのことだったので、夕暮れ時に訪れてみた。
六義園などに比べるとそんなに広くない。かなり大きな池を中心とした、回遊式泉水庭園。
紅葉は、正直まだまだかな。一本だけ赤くなってるのはハゼだそうです。
だんだん暮れてきて、きれいな夕日。(デジカメの「夕日モード」とやらで撮ってみました)
真ん中あたりに小さく白い半月が見えるでしょうか?
カエデはご覧の通りまだ青々。でもライトアップされてきれいだった。
かなりとっぷり暮れるとこの通り、なかなか風情ある様子。
写真には撮らなかったけど、池の周りには数々の名石も配置されている。これは岩崎家が自社の汽船を使って全国各地から集めてきたものだとか。いやはや、ほんとに財力にものをいわせて作ったのねえ。
話はそれるが、ぜひ「龍馬伝」のスピン・オフを作って、その後の彌太郎の活躍を見せてほしいわ。(なんて、実は「龍馬伝」もちゃんとは見てないけど)
タグ:清澄庭園
アンコール・ワットのお土産 [お出かけ]
しつこく、アンコール・ワット旅行の話です。もう1ヶ月近くたってるのに。これでほんとに最後(苦笑)。お土産編です。
でも自分の備忘録代わりなので、興味ない人はパスして下さいね。
アンコール・ワット、と言うかカンボジアではアメリカ・ドルが普通に使えます。なので現地通貨に両替する必要はありません。ただし、1$以下の端数のおつりは現地のお金でくれるので、ちょっと困りますが。
日本の感覚からはずっと物価が安いので、これから行く人は1$札をたくさん持って行くと良いと思います。
カンボジアはシルクの産地。いろんなシルク製品が驚くほど安く売っていました。
ストール。確か1枚7$だった。色柄違いで3枚買って(そしたら負けてくれた)、姉と母にあげました。
トートバッグ。色違いがいっぱいありました。10$位だったかな?もう忘れちゃった。
銀製品のお店も一杯。アクセサリーやら食器やら。これは象さんの小物入れ。いちばん小さいサイズで高さが3センチくらい。
同じく、これはウサギ。
可愛いと思って買ったんだけど、よく見るとあんまり可愛くないかも(笑)。
買い物をすると、こういう草で編んだ入れ物に入れてくれることが多かったです。カラフルで可愛い。
食べ物類は定番のクッキーなどの他に、いろんな種類のお茶の葉。これは蓮のお茶とレモングラス。まだ飲んでないので味は?
箱入りのはコーヒー。カンボジア・コーヒーはちょっと独特の味。豆の種類が違うのかな。酸味が強くなくて素朴な感じの味。好き好きだと思うけど、私は気に入って毎朝ホテルの朝食でおかわりしました。
陶器の器に入っているのは胡椒。胡椒も特産品だそう。器も染付みたいで可愛い。
余談ですが、カンボジアの食事は、私たちはツアーで行ったので本当のローカルな店では食べていませんが、「クメール・レストラン」と言われた店で出されたのは、中華とタイやベトナムなどのエスニックとの間くらいな感じ。それほど癖もなくて、おいしかったですよ。
空港の免税店で買っちゃった、シルクのジャケット。写真では色がいまいちですが、深い赤がとても綺麗なんですよ~。これがいちばん高い買い物、それでも75$だったかな。
最後に買ったのは、空港の本屋さんで。アンコール・ワットのレリーフだけの写真集。実物は全部見られなかったので。レリーフ、やっぱりすごいわ。
記憶はどんどん薄れていきますが、こうして写真を見ると思い出しますね、いろんなこと。
さて、次に旅に出られるのはいつのことでしょう。(遠征は別)
でも自分の備忘録代わりなので、興味ない人はパスして下さいね。
アンコール・ワット、と言うかカンボジアではアメリカ・ドルが普通に使えます。なので現地通貨に両替する必要はありません。ただし、1$以下の端数のおつりは現地のお金でくれるので、ちょっと困りますが。
日本の感覚からはずっと物価が安いので、これから行く人は1$札をたくさん持って行くと良いと思います。
カンボジアはシルクの産地。いろんなシルク製品が驚くほど安く売っていました。
ストール。確か1枚7$だった。色柄違いで3枚買って(そしたら負けてくれた)、姉と母にあげました。
トートバッグ。色違いがいっぱいありました。10$位だったかな?もう忘れちゃった。
銀製品のお店も一杯。アクセサリーやら食器やら。これは象さんの小物入れ。いちばん小さいサイズで高さが3センチくらい。
同じく、これはウサギ。
可愛いと思って買ったんだけど、よく見るとあんまり可愛くないかも(笑)。
買い物をすると、こういう草で編んだ入れ物に入れてくれることが多かったです。カラフルで可愛い。
食べ物類は定番のクッキーなどの他に、いろんな種類のお茶の葉。これは蓮のお茶とレモングラス。まだ飲んでないので味は?
箱入りのはコーヒー。カンボジア・コーヒーはちょっと独特の味。豆の種類が違うのかな。酸味が強くなくて素朴な感じの味。好き好きだと思うけど、私は気に入って毎朝ホテルの朝食でおかわりしました。
陶器の器に入っているのは胡椒。胡椒も特産品だそう。器も染付みたいで可愛い。
余談ですが、カンボジアの食事は、私たちはツアーで行ったので本当のローカルな店では食べていませんが、「クメール・レストラン」と言われた店で出されたのは、中華とタイやベトナムなどのエスニックとの間くらいな感じ。それほど癖もなくて、おいしかったですよ。
空港の免税店で買っちゃった、シルクのジャケット。写真では色がいまいちですが、深い赤がとても綺麗なんですよ~。これがいちばん高い買い物、それでも75$だったかな。
最後に買ったのは、空港の本屋さんで。アンコール・ワットのレリーフだけの写真集。実物は全部見られなかったので。レリーフ、やっぱりすごいわ。
記憶はどんどん薄れていきますが、こうして写真を見ると思い出しますね、いろんなこと。
さて、次に旅に出られるのはいつのことでしょう。(遠征は別)
タグ:アンコール・ワット
アンコールワット旅行記(4) [お出かけ]
さて、いよいよ観光最終日です。旅行中は時間がたつのが本当に早いですね。
この日はオプショナル・ツアーとなっていて、いくつかのプランの中から選べるのですが、私たちは午前中は「ベンメリア」、昼食後に「トレンサップ湖の観光」と言う2つのコースで目いっぱい観光することにしました。どちらもガイドさんが是非と勧めてくれたので。
まずは「ベンメリア」へ向かいます。ここは泊まっていたシェム・リアップから車で1時間半くらいのところにある遺跡で、近年発掘されたばかりで観光できるように整備されたのはほんの数年前からという新スポット。だから10年位前にアンコール・ワットに行った人は見ることが出来なかったそう。
まだ発見された状態からほとんど手付かずで、修復は行われていない。観光客が入れるように足場が組んであるだけ。なのでいかにも廃墟と言う雰囲気。緑も濃くて、ジャングルの中に取り残された寺院と言う様子。
時代的にはアンコール・ワットの少し前。構造的にはよく似ているらしい。
うっそうとした森の中で、それこそインディ・ジョーンズでも出てきそう。
レリーフに生えたコケが年月を語るようです。
これから先、ここをこのまま廃墟で残して見せるか、他の遺跡のように修復するのか、まだ決まっていないそうですが、今の廃墟もこれはこれで興趣深く感じました。
参道の両脇の空き地には「地雷撤去済」の看板が。こんなのどかな場所に...。シェムリアップではあまり感じませんでしたが戦争の傷跡に胸が痛みます。
実はほかの遺跡の参道などで、地雷で手足を失った人たちがガムランの演奏をして寄付を募っているのをよく見かけました。さすがに写真を撮るのは憚れましたので撮っていませんが、まだまだ被害は続いているようです。
さてさて、遺跡めぐりはこれで本当に終わり。いったんシェムリアップに戻って昼食の後、今度は湖へ。
トレンサップ湖は、東南アジア最大の湖なんだそうです。知らなかったなあ。実を言うとアジアの地理ってあまりよく知らない。
遊覧船で観光、と聞いていたのですが、え、これですか~?ちっさ~い(笑)
(団体用のもっと大型の船もありましたが、私たちは人数が少なかったので小さい船。でも貸切)
水は泥水です。年間こうなのか、季節的にこうなのかわかりません。今は雨期で湖の面積が大きくなっていて、いちばん大きいときは乾期の3倍にもなるそうです!でも今年は雨が遅いとガイドさんは心配そうでした。
雨期には岸辺のマングローブのところまで水が来て、魚が根っこのところに卵を産みます。でも水が来ないと産めません。そうすると来年の漁獲量が減ってしまうのです。漁業だけが現金収入の人も多いので大打撃になるそうです。ここも異常気象なのでしょうか。
岸辺には水上生活をする人々の船がひしめくように泊まっています。中にはお店や学校、教会もあります。犬もいたんだけど、散歩はどうしてるんだろう...。
途中で寄った大きな船。船の中に生簀があって、魚やワニ(!)を飼っている。見えますか、ワニ。この暑さで日陰に避難してました...ワニは食用ではなく皮をとるために飼育されているそうです。そういえばシェムリアップ市内のかばん屋さんで、加工前のワニ革をベロンと吊るしてあるのを見かけました...。怖かった...。
やっと入り江を抜けて広いところへ出ました。うわあ、湖なのに水平線が見えます。でも一面泥水。だけど地元の人はこの水で炊事も洗濯もしちゃう。ううむ。
ガイドさんが、「シェムリアップみたいな都会だけ見てたらカンボジアの普通の生活は解りませんよ」と言っていたのがなんとなく理解できた気がする。
さてさてこれで本当に観光が終わりました。
ここまで写真を見ていただいて、ずっとお天気がよいのにお気づきでしょうか。あれ、今って雨期じゃないの?そう、実際私たちの滞在中、昼間傘を差したのは一度だけ、それもパラパラッと一時的に降った程度でした。その代わり、夜になってスコールのような強い雨が二度降りました。一度は雷もごろごろ。遺跡観光中にあんな雨に降られなくて幸いでした。
日本の梅雨と違って、雨期と言っても一日中しとしと降るのではないようです。特にこの時期はスコールは夜来ることが多いとか。ラッキーでした。
4日間、よく歩いて、階段にもたくさんよじ登って、体力は使いましたねえ。もしこれから行こうかと思われた方は、覚悟して行かれた方がいいです。又、ヨーロッパなどのお城や教会を観るのと違って、基本的にはずっと屋外を歩きますので、やっぱり暑い!!です。
でもそれでも、今回やっぱり行ってよかったです!しんどかったけど、楽しい旅でした。
この日はオプショナル・ツアーとなっていて、いくつかのプランの中から選べるのですが、私たちは午前中は「ベンメリア」、昼食後に「トレンサップ湖の観光」と言う2つのコースで目いっぱい観光することにしました。どちらもガイドさんが是非と勧めてくれたので。
まずは「ベンメリア」へ向かいます。ここは泊まっていたシェム・リアップから車で1時間半くらいのところにある遺跡で、近年発掘されたばかりで観光できるように整備されたのはほんの数年前からという新スポット。だから10年位前にアンコール・ワットに行った人は見ることが出来なかったそう。
まだ発見された状態からほとんど手付かずで、修復は行われていない。観光客が入れるように足場が組んであるだけ。なのでいかにも廃墟と言う雰囲気。緑も濃くて、ジャングルの中に取り残された寺院と言う様子。
時代的にはアンコール・ワットの少し前。構造的にはよく似ているらしい。
うっそうとした森の中で、それこそインディ・ジョーンズでも出てきそう。
レリーフに生えたコケが年月を語るようです。
これから先、ここをこのまま廃墟で残して見せるか、他の遺跡のように修復するのか、まだ決まっていないそうですが、今の廃墟もこれはこれで興趣深く感じました。
参道の両脇の空き地には「地雷撤去済」の看板が。こんなのどかな場所に...。シェムリアップではあまり感じませんでしたが戦争の傷跡に胸が痛みます。
実はほかの遺跡の参道などで、地雷で手足を失った人たちがガムランの演奏をして寄付を募っているのをよく見かけました。さすがに写真を撮るのは憚れましたので撮っていませんが、まだまだ被害は続いているようです。
さてさて、遺跡めぐりはこれで本当に終わり。いったんシェムリアップに戻って昼食の後、今度は湖へ。
トレンサップ湖は、東南アジア最大の湖なんだそうです。知らなかったなあ。実を言うとアジアの地理ってあまりよく知らない。
遊覧船で観光、と聞いていたのですが、え、これですか~?ちっさ~い(笑)
(団体用のもっと大型の船もありましたが、私たちは人数が少なかったので小さい船。でも貸切)
水は泥水です。年間こうなのか、季節的にこうなのかわかりません。今は雨期で湖の面積が大きくなっていて、いちばん大きいときは乾期の3倍にもなるそうです!でも今年は雨が遅いとガイドさんは心配そうでした。
雨期には岸辺のマングローブのところまで水が来て、魚が根っこのところに卵を産みます。でも水が来ないと産めません。そうすると来年の漁獲量が減ってしまうのです。漁業だけが現金収入の人も多いので大打撃になるそうです。ここも異常気象なのでしょうか。
岸辺には水上生活をする人々の船がひしめくように泊まっています。中にはお店や学校、教会もあります。犬もいたんだけど、散歩はどうしてるんだろう...。
途中で寄った大きな船。船の中に生簀があって、魚やワニ(!)を飼っている。見えますか、ワニ。この暑さで日陰に避難してました...ワニは食用ではなく皮をとるために飼育されているそうです。そういえばシェムリアップ市内のかばん屋さんで、加工前のワニ革をベロンと吊るしてあるのを見かけました...。怖かった...。
やっと入り江を抜けて広いところへ出ました。うわあ、湖なのに水平線が見えます。でも一面泥水。だけど地元の人はこの水で炊事も洗濯もしちゃう。ううむ。
ガイドさんが、「シェムリアップみたいな都会だけ見てたらカンボジアの普通の生活は解りませんよ」と言っていたのがなんとなく理解できた気がする。
さてさてこれで本当に観光が終わりました。
ここまで写真を見ていただいて、ずっとお天気がよいのにお気づきでしょうか。あれ、今って雨期じゃないの?そう、実際私たちの滞在中、昼間傘を差したのは一度だけ、それもパラパラッと一時的に降った程度でした。その代わり、夜になってスコールのような強い雨が二度降りました。一度は雷もごろごろ。遺跡観光中にあんな雨に降られなくて幸いでした。
日本の梅雨と違って、雨期と言っても一日中しとしと降るのではないようです。特にこの時期はスコールは夜来ることが多いとか。ラッキーでした。
4日間、よく歩いて、階段にもたくさんよじ登って、体力は使いましたねえ。もしこれから行こうかと思われた方は、覚悟して行かれた方がいいです。又、ヨーロッパなどのお城や教会を観るのと違って、基本的にはずっと屋外を歩きますので、やっぱり暑い!!です。
でもそれでも、今回やっぱり行ってよかったです!しんどかったけど、楽しい旅でした。
アンコールワット旅行記(3) [お出かけ]
さて、3日目も遺跡巡りは続きます。
同じような遺跡ばっかり見て飽きない?と思うかもしれませんが、一つ一つやっぱり様式が違うので、似てるようで違います。特に彫刻が興味深くて、本当はもっと時間をかけてじっくり見て回りたいくらいでした。
この日は「大回りコース」。
最初に向かったのは「プリヤ・カーン」。12世紀末ころの建設。
ここが珍しいのは、二層式の回廊の一階部分の柱は円柱、二階部分は角柱になっていること。なんだかちょっとギリシャやローマの遺跡みたい。
この彫刻、踊り子の動きがユニーク。
ここも木がすごい勢い。
お次は「ニャック・ポアン」12世紀末ころ。元は貯水池で、外の回廊と中央の塔が残っている。水は今はないが、昔は聖水とされて病人が訪れたという。
中の塔の周りが円形なのがアンコール・ワットでは珍しい気がする。
そして「タ・ソム」これも12世紀末ころ。
バイヨン様式。四面仏が見られる。
ここにも木が。
続いて「東メボン」ここも貯水池の中の寺院。レンガ造り。ここもちょっと階段を上ります。
回廊の四隅には象の彫刻。
午前中最後は「プレ・ループ」。ここもレンガ。火葬場があったという。
出ました、階段!
いちばん上の中央祠堂に入って、天井を覗いてみました。光がまぶしい。
上からの眺め。
午後は「ロリュオス遺跡群」というところへ向かいました。
ここはアンコール・ワットの原型といわれる古い遺跡。
「プリヤ・コー」。小さいけれど、アンコール・ワットの特徴を備えた寺院。
「守門神ドヴァラハーラ」。いかめしいですね。さしずめ不動明王というところでしょうか。
「バコン」
ここでこの旅行最後の塔登り。ガイドさん(カンボジア人の男性。もちろん日本語ぺらぺら)は、にこやかに「きつかったら下で待っててもいいですよ~」と言うけれど、ここまでがんばったんだから意地でも登りますよ。
いちばん上でついVサイン。登頂成功?
そして最後の遺跡が「ロレイ」
かなり崩壊が進んでいますが、きれいな彫刻もまだ残っています。
このクメール文字のレリーフは現存する最古のものだとか。
この寺院、現在はすぐとなりに新しい寺院が建てられています。でもこの狛犬みたいなのは遺跡時代のものと言うミスマッチ(?)
これにて三日間のアンコール・ワット観光は終わりました。
明日はちょっと遠出をします。
同じような遺跡ばっかり見て飽きない?と思うかもしれませんが、一つ一つやっぱり様式が違うので、似てるようで違います。特に彫刻が興味深くて、本当はもっと時間をかけてじっくり見て回りたいくらいでした。
この日は「大回りコース」。
最初に向かったのは「プリヤ・カーン」。12世紀末ころの建設。
ここが珍しいのは、二層式の回廊の一階部分の柱は円柱、二階部分は角柱になっていること。なんだかちょっとギリシャやローマの遺跡みたい。
この彫刻、踊り子の動きがユニーク。
ここも木がすごい勢い。
お次は「ニャック・ポアン」12世紀末ころ。元は貯水池で、外の回廊と中央の塔が残っている。水は今はないが、昔は聖水とされて病人が訪れたという。
中の塔の周りが円形なのがアンコール・ワットでは珍しい気がする。
そして「タ・ソム」これも12世紀末ころ。
バイヨン様式。四面仏が見られる。
ここにも木が。
続いて「東メボン」ここも貯水池の中の寺院。レンガ造り。ここもちょっと階段を上ります。
回廊の四隅には象の彫刻。
午前中最後は「プレ・ループ」。ここもレンガ。火葬場があったという。
出ました、階段!
いちばん上の中央祠堂に入って、天井を覗いてみました。光がまぶしい。
上からの眺め。
午後は「ロリュオス遺跡群」というところへ向かいました。
ここはアンコール・ワットの原型といわれる古い遺跡。
「プリヤ・コー」。小さいけれど、アンコール・ワットの特徴を備えた寺院。
「守門神ドヴァラハーラ」。いかめしいですね。さしずめ不動明王というところでしょうか。
「バコン」
ここでこの旅行最後の塔登り。ガイドさん(カンボジア人の男性。もちろん日本語ぺらぺら)は、にこやかに「きつかったら下で待っててもいいですよ~」と言うけれど、ここまでがんばったんだから意地でも登りますよ。
いちばん上でついVサイン。登頂成功?
そして最後の遺跡が「ロレイ」
かなり崩壊が進んでいますが、きれいな彫刻もまだ残っています。
このクメール文字のレリーフは現存する最古のものだとか。
この寺院、現在はすぐとなりに新しい寺院が建てられています。でもこの狛犬みたいなのは遺跡時代のものと言うミスマッチ(?)
これにて三日間のアンコール・ワット観光は終わりました。
明日はちょっと遠出をします。
タグ:アンコール・ワット
アンコールワット旅行記(2) [お出かけ]
さて、観光も二日目です。
この日からはアンコール・ワット周辺の遺跡を回ります。
まず向かったのは、「タ・プローム」というところ。ここは長い間ジャングルの中に埋もれていたのを発見され、ほぼその当時のまま保存されているそうで、ガジュマルの木が建物を侵食している様子が見られます。
なんでも、映画「トゥーム・レイダー」のロケに使われたとか。(見てないのでわかりませんが)
すごいですね~。今にも石の建物を押しつぶしそうな木の力。この根っこの太さときたら。
根っこの間から仏像がひっそり顔を覗かせているのが見えるでしょうか。
アンコール・ワットと違い、敷地内にも緑があふれているので、だいぶ印象が違います。
お次は少し郊外へ足を延ばします。「バンテアイ・スレイ」寺院。
これまで見てきた遺跡がみんな石造りだったのに対し、ここはレンガに紅色砂岩を使っているので全体に赤っぽいのが特徴。
そしてここの見物は壁を埋めるレリーフの見事さ。精巧な上に彫りが深い。
現在はロープが張ってあって、中央祠同には近寄れないので間近で見られないのが残念だが、ここにある女神像は「東洋のモナリザ」と呼ばれていて、その昔フランス人作家のアンドレ・マルローがこの像を盗んで持ち帰ろうとして捕まって、半年も投獄されたといういわくつき。
扉横がその女神。望遠レンズがなくて残念。
昼食と休憩の後、午後再び遺跡めぐりへ出かけます。
この午後は「アンコール遺跡群小回りコース」と呼ばれるルート。午前の二ヶ所もですが、一口に「アンコール・ワット」と呼びますが、昨日見たアンコール・ワットのほかにも寺院などの遺跡が点在しているのです。
まずは「プラサート・クラヴァン」
ここもパンテアイ・スレイと同じくレンガ造りが特徴。
お次は「スラ・スラン」王様の沐浴池。700mX350mもある巨大な貯水池。10世紀半ばにこんなのを作るってすごい。
そして「バンテアイ・クデイ」12世紀末から13世紀はじめの建設。
ここも彫刻が見事です。
そしてそして、この日も最後には塔上りが待っていたのでした。
「タ・ケウ」1000年ごろの建設。
あの階段を見よ!であります。
二日目にして筋肉痛の足を引きずって登りました。
上からの眺め。ちょっと足がすくみます。
やれやれ。こうして二日目の観光がやっと終わりました。まだ日程の半分も終わってないのに体が痛い(笑)。さてこの先は何が待ち受けているのでしょうか。
この日からはアンコール・ワット周辺の遺跡を回ります。
まず向かったのは、「タ・プローム」というところ。ここは長い間ジャングルの中に埋もれていたのを発見され、ほぼその当時のまま保存されているそうで、ガジュマルの木が建物を侵食している様子が見られます。
なんでも、映画「トゥーム・レイダー」のロケに使われたとか。(見てないのでわかりませんが)
すごいですね~。今にも石の建物を押しつぶしそうな木の力。この根っこの太さときたら。
根っこの間から仏像がひっそり顔を覗かせているのが見えるでしょうか。
アンコール・ワットと違い、敷地内にも緑があふれているので、だいぶ印象が違います。
お次は少し郊外へ足を延ばします。「バンテアイ・スレイ」寺院。
これまで見てきた遺跡がみんな石造りだったのに対し、ここはレンガに紅色砂岩を使っているので全体に赤っぽいのが特徴。
そしてここの見物は壁を埋めるレリーフの見事さ。精巧な上に彫りが深い。
現在はロープが張ってあって、中央祠同には近寄れないので間近で見られないのが残念だが、ここにある女神像は「東洋のモナリザ」と呼ばれていて、その昔フランス人作家のアンドレ・マルローがこの像を盗んで持ち帰ろうとして捕まって、半年も投獄されたといういわくつき。
扉横がその女神。望遠レンズがなくて残念。
昼食と休憩の後、午後再び遺跡めぐりへ出かけます。
この午後は「アンコール遺跡群小回りコース」と呼ばれるルート。午前の二ヶ所もですが、一口に「アンコール・ワット」と呼びますが、昨日見たアンコール・ワットのほかにも寺院などの遺跡が点在しているのです。
まずは「プラサート・クラヴァン」
ここもパンテアイ・スレイと同じくレンガ造りが特徴。
お次は「スラ・スラン」王様の沐浴池。700mX350mもある巨大な貯水池。10世紀半ばにこんなのを作るってすごい。
そして「バンテアイ・クデイ」12世紀末から13世紀はじめの建設。
ここも彫刻が見事です。
そしてそして、この日も最後には塔上りが待っていたのでした。
「タ・ケウ」1000年ごろの建設。
あの階段を見よ!であります。
二日目にして筋肉痛の足を引きずって登りました。
上からの眺め。ちょっと足がすくみます。
やれやれ。こうして二日目の観光がやっと終わりました。まだ日程の半分も終わってないのに体が痛い(笑)。さてこの先は何が待ち受けているのでしょうか。
タグ:アンコール・ワット
アンコールワット旅行記(1) [お出かけ]
夏休み、久しぶりに海外に行ってきました。
行き先は、かねがね行ってみたいと思っていた、カンボジアのアンコール・ワットです。
学生時代の友人を誘ったらOKしてくれたので、二人でツアーに入っての旅行です。
日程は4泊6日。添乗員はつかず、現地ガイドさんの案内。
1日目は午前中に成田から日航でバンコクまで飛び、そこでバンコク・エア(プロペラ機だった)に乗り換えて(自力のトランジットはちょっとどきどき)、アンコール・ワットに近いシェム・リアップというところまでたどり着いたところで夕方。日本との時差は2時間。ホテルに直行してこの日は終わり。
いよいよ観光が始まったのは2日目。
いきなり「アンコール・ワットに昇る朝日を見る」ということで5時過ぎ(!)にホテルを出て遺跡へ向かう。途中でチケット・センターに寄って、顔写真を撮って3日間のスルーパスを作ってもらいます。夜明け前の5時半ごろなのに開いているのにもびっくりだけど、もうたくさんの人が来ていました。
そして念願のアンコール・ワットへ着きました。大きい。でもまだ暗くてよく見えない。
ちなみにこの時期カンボジアは雨期です。この日もちょっとどんよりしていて、ガイドさんも「いまどきは朝日は見えない日が多いんです」とのことでしたが、案の定朝日は拝めず。それでも真っ暗だった寺院がだんだん白んでくるのを見られただけでも、まあよかったかな。
いったんホテルに戻って朝食の後、いよいよ本格的に観光。
午前中は、アンコール・ワットよりも規模の大きなアンコール・トムを見に行きました。
ええと、まず簡単に説明しますと、「アンコール」はクメール語で「王家の都市」、「ワット」は「寺院」、「トム」は「大きい」という意味だそうです。
アンコール・トムはアンコール・ワットより後に造られた、アンコール王朝最盛期の都城だそう。
正面の南大門から入ります。参道の片側には仏像、反対側に悪魔像が綱引きをしている様子が。
どの建物も壁面はレリーフで埋め尽くされています。これは他のどの遺跡も共通。
最大の見所、バイヨン。四面に仏の顔を彫った塔が16も並んでそれは壮観。
仏様の顔はどれも一つ一つ違うのです。
人間と比べると仏様の顔の大きさがわかりますでしょうか。近くで見るとそれはそれはど迫力です。
バイヨン以外にも建物の遺跡はたくさん。
これは「ピミアナカス」といって、“天井の宮殿〟と呼ばれる建物。急な石段を登りますが、ここは木の補助階段がつけられていて、冷や冷やながらも何とか登れました。でも、この時まだ私もツアーの皆さんも、これがまだ序の口だということを知らなかったのでした....。
「象のテラス」象をかたどった彫刻、レリーフがたくさん。
遺跡観光はひたすら歩きます。ただでさえ暑いし、汗だくで日焼け止めもファンデーションもあっという間に落ちてしまいます。
昼食後は一度ホテルに戻って休憩。カンボジアの人はお昼寝が習慣。真昼間は暑くで出歩く気になれないのでしょう。私たちもシャワーを浴びて着替えるのが日課になりました。
さて、午後は又観光で、朝行ったアンコール・ワットを今度は詳しく見て回りました。
寺院の周りには幅が約190メートルもあるお堀があります。参道から続く橋を渡って入ります。
三重の回廊に囲まれた塔を中心とした寺院ですが、先ずいちばん外の第一回廊のレリーフが美しくて見事!これだけでもじっくり見るには時間がいくらあっても足りないくらい。
描かれているのは「マハーバーラタ」の世界だそう。
壁面いっぱいレリーフで埋め尽くされています。
第二、第三の回廊を通って、中央祠堂へ。またまた急な階段を登っていきますが、危険なためか一度に登れる人数を制限しているので、30分くらい並んで待ちました。
上から眺めた参道の方。周りは緑一色で、壮大な眺めです。ゼイゼイ言いながら登った甲斐がありました。
しかし、階段はまだ終わりではなかったのです。
この日のスケジュールは、今度は「アンコール・ワットに沈む夕日を眺める」。朝日もダメなんだから、無理だっつーの(笑)。でも一応近くのプノン・パケンという丘に登り(徒歩20分くらい)、頂上に着いたと思ったら、また塔が...!
ここまで、単に階段といってきましたが、どの遺跡もそんじょそこらの階段とは違うんです。幅が20センチもなく、一段の高さが30センチくらい(?)。なのにどこもほとんど手すりもない、恐ろしい階段。半分ロック・クライミングみたいに手を使ってよじ登るという感じ。ガイドブックに軍手が要ると書いてあったのがようやく理解できました。
暑いし、怖いし、もうほんとに大変でした。
上からの眺めはやっぱり良かったですよ~。でもまたまた案の定夕日は拝めませんでした...。
丘の上り下りを象タクシー(?)に乗っていくことも出来ます。よっぽど頼もうかと思いましたが、揺れると聞いてやめました...。
夕食は、伝統舞踊の「アプサラ・ダンス」が見られるレストランで。タイやインドネシアの舞踊と似ているのかな?
女性ダンサーの衣装がとてもきれい。ストーリーがあるみたいだが、あまり良くわからなかった。
こうして長い長い1日目が終わりました。
やれやれとホテルに戻ってくると、なんだか様子が変。おまわりさんや兵士がうろうろ。バスも車寄せまで行かせてもらえず、門のところで降ろされ...。
なんと、私たちが泊まっているホテルにカンボジアの首相がこの日からお泊りになるという。そんな超一流のホテルではなかったんですが、何でも首相とこのホテルのオーナーが親友だとか。おかげで、宿泊客もいちいち入り口で空港の手荷物検査みたいなX線チェックを受ける羽目に。とほほ。エレベーターも時間によっては使わせてもらえなかったり、ちょっと大変な目に遭いました。(といっても部屋は二階でしたからいいんですけど。と思っていたら、翌日から筋肉痛に襲われました)。
怒涛の遺跡めぐり(?)はまだ翌日も続きます。
行き先は、かねがね行ってみたいと思っていた、カンボジアのアンコール・ワットです。
学生時代の友人を誘ったらOKしてくれたので、二人でツアーに入っての旅行です。
日程は4泊6日。添乗員はつかず、現地ガイドさんの案内。
1日目は午前中に成田から日航でバンコクまで飛び、そこでバンコク・エア(プロペラ機だった)に乗り換えて(自力のトランジットはちょっとどきどき)、アンコール・ワットに近いシェム・リアップというところまでたどり着いたところで夕方。日本との時差は2時間。ホテルに直行してこの日は終わり。
いよいよ観光が始まったのは2日目。
いきなり「アンコール・ワットに昇る朝日を見る」ということで5時過ぎ(!)にホテルを出て遺跡へ向かう。途中でチケット・センターに寄って、顔写真を撮って3日間のスルーパスを作ってもらいます。夜明け前の5時半ごろなのに開いているのにもびっくりだけど、もうたくさんの人が来ていました。
そして念願のアンコール・ワットへ着きました。大きい。でもまだ暗くてよく見えない。
ちなみにこの時期カンボジアは雨期です。この日もちょっとどんよりしていて、ガイドさんも「いまどきは朝日は見えない日が多いんです」とのことでしたが、案の定朝日は拝めず。それでも真っ暗だった寺院がだんだん白んでくるのを見られただけでも、まあよかったかな。
いったんホテルに戻って朝食の後、いよいよ本格的に観光。
午前中は、アンコール・ワットよりも規模の大きなアンコール・トムを見に行きました。
ええと、まず簡単に説明しますと、「アンコール」はクメール語で「王家の都市」、「ワット」は「寺院」、「トム」は「大きい」という意味だそうです。
アンコール・トムはアンコール・ワットより後に造られた、アンコール王朝最盛期の都城だそう。
正面の南大門から入ります。参道の片側には仏像、反対側に悪魔像が綱引きをしている様子が。
どの建物も壁面はレリーフで埋め尽くされています。これは他のどの遺跡も共通。
最大の見所、バイヨン。四面に仏の顔を彫った塔が16も並んでそれは壮観。
仏様の顔はどれも一つ一つ違うのです。
人間と比べると仏様の顔の大きさがわかりますでしょうか。近くで見るとそれはそれはど迫力です。
バイヨン以外にも建物の遺跡はたくさん。
これは「ピミアナカス」といって、“天井の宮殿〟と呼ばれる建物。急な石段を登りますが、ここは木の補助階段がつけられていて、冷や冷やながらも何とか登れました。でも、この時まだ私もツアーの皆さんも、これがまだ序の口だということを知らなかったのでした....。
「象のテラス」象をかたどった彫刻、レリーフがたくさん。
遺跡観光はひたすら歩きます。ただでさえ暑いし、汗だくで日焼け止めもファンデーションもあっという間に落ちてしまいます。
昼食後は一度ホテルに戻って休憩。カンボジアの人はお昼寝が習慣。真昼間は暑くで出歩く気になれないのでしょう。私たちもシャワーを浴びて着替えるのが日課になりました。
さて、午後は又観光で、朝行ったアンコール・ワットを今度は詳しく見て回りました。
寺院の周りには幅が約190メートルもあるお堀があります。参道から続く橋を渡って入ります。
三重の回廊に囲まれた塔を中心とした寺院ですが、先ずいちばん外の第一回廊のレリーフが美しくて見事!これだけでもじっくり見るには時間がいくらあっても足りないくらい。
描かれているのは「マハーバーラタ」の世界だそう。
壁面いっぱいレリーフで埋め尽くされています。
第二、第三の回廊を通って、中央祠堂へ。またまた急な階段を登っていきますが、危険なためか一度に登れる人数を制限しているので、30分くらい並んで待ちました。
上から眺めた参道の方。周りは緑一色で、壮大な眺めです。ゼイゼイ言いながら登った甲斐がありました。
しかし、階段はまだ終わりではなかったのです。
この日のスケジュールは、今度は「アンコール・ワットに沈む夕日を眺める」。朝日もダメなんだから、無理だっつーの(笑)。でも一応近くのプノン・パケンという丘に登り(徒歩20分くらい)、頂上に着いたと思ったら、また塔が...!
ここまで、単に階段といってきましたが、どの遺跡もそんじょそこらの階段とは違うんです。幅が20センチもなく、一段の高さが30センチくらい(?)。なのにどこもほとんど手すりもない、恐ろしい階段。半分ロック・クライミングみたいに手を使ってよじ登るという感じ。ガイドブックに軍手が要ると書いてあったのがようやく理解できました。
暑いし、怖いし、もうほんとに大変でした。
上からの眺めはやっぱり良かったですよ~。でもまたまた案の定夕日は拝めませんでした...。
丘の上り下りを象タクシー(?)に乗っていくことも出来ます。よっぽど頼もうかと思いましたが、揺れると聞いてやめました...。
夕食は、伝統舞踊の「アプサラ・ダンス」が見られるレストランで。タイやインドネシアの舞踊と似ているのかな?
女性ダンサーの衣装がとてもきれい。ストーリーがあるみたいだが、あまり良くわからなかった。
こうして長い長い1日目が終わりました。
やれやれとホテルに戻ってくると、なんだか様子が変。おまわりさんや兵士がうろうろ。バスも車寄せまで行かせてもらえず、門のところで降ろされ...。
なんと、私たちが泊まっているホテルにカンボジアの首相がこの日からお泊りになるという。そんな超一流のホテルではなかったんですが、何でも首相とこのホテルのオーナーが親友だとか。おかげで、宿泊客もいちいち入り口で空港の手荷物検査みたいなX線チェックを受ける羽目に。とほほ。エレベーターも時間によっては使わせてもらえなかったり、ちょっと大変な目に遭いました。(といっても部屋は二階でしたからいいんですけど。と思っていたら、翌日から筋肉痛に襲われました)。
怒涛の遺跡めぐり(?)はまだ翌日も続きます。
タグ:アンコール・ワット
牡丹の當麻寺 [お出かけ]
5月3日
連休で帰省中、何も予定がなかった一日、奈良の當麻寺(たいまでら)に初めて行って来た。
学生時代、何の授業だったのかももう忘れたのだが、折口信夫の「死者の書」と中将姫伝説の話を聞いて、いつか當麻寺に行ってみたいね、と友人と話していたのがそのままになって、以来30年近くなんとなく気になっていた。
で、今年は平城宮遷都1300年記念の行事で奈良がクローズアップされていて、「そういえば、當麻寺行ってなかったな」、と思い出したわけ。
大阪から當麻寺には、阿部野橋から近鉄南大阪線で行く。この路線自体はじめて乗った。途中、道明寺という「菅原伝授」にゆかりの駅名があって「へえ、この辺なのか」と芝居好きには興味深い。もっとも電車から見た範囲では、今は何の変哲もない郊外の町という雰囲気だが。
各停しか止まらない小さな「当麻寺」駅を降りて、寺までは徒歩で15分くらい。もっと門前町が開けているかと思ったがそれほどでもない。
事前にほとんど何も調べずに行ったので、着いて意外だったのは思ったよりずっと大きいお寺だったこと。伽藍配置の本堂、金堂などいくつもの建物があり、中でも東西二つの塔が天平時代の創建当時のものが残っているのはここだけという由緒あるもの。へえ、こんな立派なお寺だとは知らなかったなあ。
ともあれ、まずは牡丹園が有名な中之坊へ。この建物の天井に、昭和以降の画家たちが寄贈した絵が張りつめられていて百枚天井絵として知られている。普段は写仏をする人しか中に入れないが、連休中は特別にお住職の「絵解き説法」が行われてそれを聞くと入れてもらえるので、せっかくだから参加した。
説法は住職がこのお寺の由来と、中将姫が描いた「曼荼羅図」の写しを見ながら解説してくださるもので、特に「曼荼羅図」の説明のところは独特の節回しがついた「絵解き説法」と呼ばれている、昔からこのお寺に伝わる説法なのだとか。
中将姫が蓮の糸で刺繍して描いたというこの「曼陀羅図」の原本は損傷がひどいそうで非公開。鎌倉時代に作られた現存する最古の写しが期間限定で公開されていて、宝物館ではこちらを運良く拝見できた。
お目当ての天井画は、前田青邨を始として、平成になってからも新たに中島千波、上村淳之など有名画家の絵があって、一枚一枚見るだけでも時間がいくらあっても、という感じ。100年後には重要文化財になりそう。異色なのは片岡鶴太郎の絵も。
絵を見た後はお庭に出て、有名な牡丹園を拝見。
歌舞伎で獅子が出てくる舞台にはぼたんが付き物で、紅白という印象だが、ここでは色とりどりのぼたんを観ることができる。
日差しよけの傘もなんだか風流。
白い藤棚も見頃だった。
中将姫が剃髪した髪で「六字名号」を刺繍した故事に因んだ「髪塚」。6月16日には毛髪の供養法会があるそう。
中之坊を出て、本堂などを拝観した後、さらに西南院へ。ここもお庭が綺麗。
入り口の受付の人が「ハンカチの木が咲いてますよ」と教えてくれた。初めて見たかも。ひらひらした花がハンカチみたいだからこの名前なのかな?
庭内の見晴台から東西両塔が見える。
池に写るのは西塔。
ここのお庭は芍薬がいっぱい。「立てば芍薬、座れば牡丹。。。」というあれですね。花に疎いので違いがよくわかっていなかったが、葉の形が全然違う。
水琴窟。じっと耳を澄ますと、ピアノの高音のようなキンキンという澄んだ音がかすかに聞こえる。
お次は奥院。
ここのお庭は、石仏や石像を配した浄土庭園。
なんだかんだと2時間半くらい中で過ごした。
仏像もたくさんあったが、中でも金堂の弥勒菩薩像は日本最古の粘土でできた像だとか。もちろん国宝。
他にも、梵鐘とか石灯籠とか厨子とか、いろいろ「日本最古」といわれるものがたくさんあって驚いた。その割には法隆寺だの薬師寺だのといった超有名なお寺に比べると知名度が低いような。私が行った日も、ぼたん祭などやっていておそらく普段よりはずっと人が多いのだろうけど、それでもそんなに混雑している感じではなくゆっくり拝観できたので、ちょっとした穴場のような感じ。
なお今年は平城京遷都1300年祭記念として、特別拝観行事もいろいろあるみたい。これから奈良に行く方は要チェック。
http://www.taimadera.org/
連休で帰省中、何も予定がなかった一日、奈良の當麻寺(たいまでら)に初めて行って来た。
学生時代、何の授業だったのかももう忘れたのだが、折口信夫の「死者の書」と中将姫伝説の話を聞いて、いつか當麻寺に行ってみたいね、と友人と話していたのがそのままになって、以来30年近くなんとなく気になっていた。
で、今年は平城宮遷都1300年記念の行事で奈良がクローズアップされていて、「そういえば、當麻寺行ってなかったな」、と思い出したわけ。
大阪から當麻寺には、阿部野橋から近鉄南大阪線で行く。この路線自体はじめて乗った。途中、道明寺という「菅原伝授」にゆかりの駅名があって「へえ、この辺なのか」と芝居好きには興味深い。もっとも電車から見た範囲では、今は何の変哲もない郊外の町という雰囲気だが。
各停しか止まらない小さな「当麻寺」駅を降りて、寺までは徒歩で15分くらい。もっと門前町が開けているかと思ったがそれほどでもない。
事前にほとんど何も調べずに行ったので、着いて意外だったのは思ったよりずっと大きいお寺だったこと。伽藍配置の本堂、金堂などいくつもの建物があり、中でも東西二つの塔が天平時代の創建当時のものが残っているのはここだけという由緒あるもの。へえ、こんな立派なお寺だとは知らなかったなあ。
ともあれ、まずは牡丹園が有名な中之坊へ。この建物の天井に、昭和以降の画家たちが寄贈した絵が張りつめられていて百枚天井絵として知られている。普段は写仏をする人しか中に入れないが、連休中は特別にお住職の「絵解き説法」が行われてそれを聞くと入れてもらえるので、せっかくだから参加した。
説法は住職がこのお寺の由来と、中将姫が描いた「曼荼羅図」の写しを見ながら解説してくださるもので、特に「曼荼羅図」の説明のところは独特の節回しがついた「絵解き説法」と呼ばれている、昔からこのお寺に伝わる説法なのだとか。
中将姫が蓮の糸で刺繍して描いたというこの「曼陀羅図」の原本は損傷がひどいそうで非公開。鎌倉時代に作られた現存する最古の写しが期間限定で公開されていて、宝物館ではこちらを運良く拝見できた。
お目当ての天井画は、前田青邨を始として、平成になってからも新たに中島千波、上村淳之など有名画家の絵があって、一枚一枚見るだけでも時間がいくらあっても、という感じ。100年後には重要文化財になりそう。異色なのは片岡鶴太郎の絵も。
絵を見た後はお庭に出て、有名な牡丹園を拝見。
歌舞伎で獅子が出てくる舞台にはぼたんが付き物で、紅白という印象だが、ここでは色とりどりのぼたんを観ることができる。
日差しよけの傘もなんだか風流。
白い藤棚も見頃だった。
中将姫が剃髪した髪で「六字名号」を刺繍した故事に因んだ「髪塚」。6月16日には毛髪の供養法会があるそう。
中之坊を出て、本堂などを拝観した後、さらに西南院へ。ここもお庭が綺麗。
入り口の受付の人が「ハンカチの木が咲いてますよ」と教えてくれた。初めて見たかも。ひらひらした花がハンカチみたいだからこの名前なのかな?
庭内の見晴台から東西両塔が見える。
池に写るのは西塔。
ここのお庭は芍薬がいっぱい。「立てば芍薬、座れば牡丹。。。」というあれですね。花に疎いので違いがよくわかっていなかったが、葉の形が全然違う。
水琴窟。じっと耳を澄ますと、ピアノの高音のようなキンキンという澄んだ音がかすかに聞こえる。
お次は奥院。
ここのお庭は、石仏や石像を配した浄土庭園。
なんだかんだと2時間半くらい中で過ごした。
仏像もたくさんあったが、中でも金堂の弥勒菩薩像は日本最古の粘土でできた像だとか。もちろん国宝。
他にも、梵鐘とか石灯籠とか厨子とか、いろいろ「日本最古」といわれるものがたくさんあって驚いた。その割には法隆寺だの薬師寺だのといった超有名なお寺に比べると知名度が低いような。私が行った日も、ぼたん祭などやっていておそらく普段よりはずっと人が多いのだろうけど、それでもそんなに混雑している感じではなくゆっくり拝観できたので、ちょっとした穴場のような感じ。
なお今年は平城京遷都1300年祭記念として、特別拝観行事もいろいろあるみたい。これから奈良に行く方は要チェック。
http://www.taimadera.org/
六義園の枝垂れ桜 [お出かけ]
3月29日
3月ももう終わりなのにめちゃくちゃ寒い。どうなっちゃってるんでしょう。
とても外に出ていく気になれなくて、でもお花見に行くなら今日しかないのよね、と家でうだうだしていたら、昼前になってちょっと日が射してきた!今だ!と大慌てで支度して出かけました。
目指したのは駒込の六義園(りくぎえん、と読みます。念のため)。ツツジや紅葉の季節に来たことはあったのだけど、桜は初めて。
桜と言ってもソメイヨシノではなく、枝垂れ桜です。
ソメイヨシノより早咲きなのか、もうほぼ満開。
樹齢約50年とか。大きくて写真に収まりませんでした。
横から見ると枝が大きく張り出しているのがわかります。
下から見上げると、曇り空に花が滲んで墨絵のようです。
広い園内に枝垂れ桜はこの1本だけ。なんだか孤独な女王様のようでした。
ソメイヨシノよりちょっと色が濃いめで可憐な花。
この時期は、枝垂れ桜以外はほとんどお花も咲いてなくて、この一画の他はちょっと寂しいお庭です。
この天気でさすがに人もそれほど多くはなく、じっくり見られましたが、やっぱり雨が降り出したので早々に退散しました。それにしても、帽子、マフラーに手袋で完全防寒姿でのお花見って……(苦笑)。
ちなみに六義園は、元禄時代に柳沢吉保の下屋敷だったところです。時代劇の忠臣蔵には必ず敵役で出てくる、将軍綱吉の側近だった人ですね。(歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」には彼に模した人は出てきません)
おそらく綱吉もこの庭園を訪れたのではないでしょうか。
さらに時代が下って、明治時代には今年話題の岩崎弥太郎の手に渡り、その後東京市(まだ「都」じゃないのね)に譲渡されたそうです。なんだか歴史を感じますね。
かの枝垂れ桜は、戦後移植されたとのことなので、もちろん吉保も弥太郎も見ていないのですが、この広く美しいお庭を眺めながら、二人は何を考えていたんでしょうか。
雑学ついでに、駒込はソメイヨシノ発祥の地なんだそうです。明治の頃、駒込の染井村の植木屋さんが作った品種なんですって。六義園の中にソメイヨシノはあまりありませんでしたが…。
3月ももう終わりなのにめちゃくちゃ寒い。どうなっちゃってるんでしょう。
とても外に出ていく気になれなくて、でもお花見に行くなら今日しかないのよね、と家でうだうだしていたら、昼前になってちょっと日が射してきた!今だ!と大慌てで支度して出かけました。
目指したのは駒込の六義園(りくぎえん、と読みます。念のため)。ツツジや紅葉の季節に来たことはあったのだけど、桜は初めて。
桜と言ってもソメイヨシノではなく、枝垂れ桜です。
ソメイヨシノより早咲きなのか、もうほぼ満開。
樹齢約50年とか。大きくて写真に収まりませんでした。
横から見ると枝が大きく張り出しているのがわかります。
下から見上げると、曇り空に花が滲んで墨絵のようです。
広い園内に枝垂れ桜はこの1本だけ。なんだか孤独な女王様のようでした。
ソメイヨシノよりちょっと色が濃いめで可憐な花。
この時期は、枝垂れ桜以外はほとんどお花も咲いてなくて、この一画の他はちょっと寂しいお庭です。
この天気でさすがに人もそれほど多くはなく、じっくり見られましたが、やっぱり雨が降り出したので早々に退散しました。それにしても、帽子、マフラーに手袋で完全防寒姿でのお花見って……(苦笑)。
ちなみに六義園は、元禄時代に柳沢吉保の下屋敷だったところです。時代劇の忠臣蔵には必ず敵役で出てくる、将軍綱吉の側近だった人ですね。(歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」には彼に模した人は出てきません)
おそらく綱吉もこの庭園を訪れたのではないでしょうか。
さらに時代が下って、明治時代には今年話題の岩崎弥太郎の手に渡り、その後東京市(まだ「都」じゃないのね)に譲渡されたそうです。なんだか歴史を感じますね。
かの枝垂れ桜は、戦後移植されたとのことなので、もちろん吉保も弥太郎も見ていないのですが、この広く美しいお庭を眺めながら、二人は何を考えていたんでしょうか。
雑学ついでに、駒込はソメイヨシノ発祥の地なんだそうです。明治の頃、駒込の染井村の植木屋さんが作った品種なんですって。六義園の中にソメイヨシノはあまりありませんでしたが…。
青蓮院 [お出かけ]
11月30日
時間的には逆になりますが、顔見世初日の夜の部の前に時間があったので、ちょっとだけ京都で観光。
といってもなにしろ長丁場の顔見世の前だから体力温存のため(笑)、あまり遠くや何ヶ所にもは行けないなあ。
東山界隈でどこか、と考えて、紅葉の名所は永観堂はじめたくさんありますが、今年はやはり平安末期の創建以来初めて国宝「青不動明王二童子像」のご開帳をしている青蓮院に参拝することに。
青蓮院及びご開帳について詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.shorenin.com/
初めてのご開帳とはいっても、過去に美術展などに出たことはあるそうで、初公開ではなく、あくまでこの青蓮院で拝めるのが初めて、ということだそうです。
青蓮院は知恩院のすぐ隣にあって、前を通ったことは何度もあるけれど、中に入ったのは初めて。
行ったのは平日の午後でしたが、やはり多くの人が訪れていて門前には列ができていました。
でもすいすい進んで待ったのは5分くらいで中に入れました。
普段の拝観料は500円だけどこの特別公開期間中は1000円。その代わり願い事を書いて奉納できる護摩札と、お守り札をいただけます。
これがお守り。家に帰って父親にあげました。
玄関から入ってすぐが華頂殿という客殿(白書院)。三十六歌仙の額が飾られ、襖の蓮の絵がきれい。
お部屋によって色が少し違う。比較的新しい絵らしく、モダンな感じです。
青不動は次の宸殿にあります。
室内で暗いし、あまり近くには寄れないので残念ながらHPの写真のようにはっきりとは見えませんでした。でもここでは美術品ではなく、あくまで信仰の対象として拝見ではなく参拝させていただく心づもりで。前の人が退くのを待って順番に前に進んで、拝ませていただきました。
この青不動は高野山の赤不動・三井寺の黄不動とともに日本三大不動画とされるそうです。
今年は春に三井寺展で黄不動も拝ませていただいたので、何か御利益があるかしら。近いうちに高野山にも詣でなくちゃ、という気になってきました。
参拝の後はお庭を見学。典型的な池泉回遊式庭園。紅葉がきれい。一画にはツツジが植えられていて春にはこれも見事だとか。
庭の方から護摩供養の様子を拝見。
手前に植わっているのは「右近の橘、左近の桜」と名付けられているそう。
門前には見事な親鸞聖人御手植と伝えられる楠の大木が2本。(中にもあって計5本)
すごい根です。
お天気も良く、清々しい気持ちで南座に向かえました。
ご開帳は12月20日まで。これから顔見世に行かれる方はぜひ。
14日までは夜間ライトアップもされているそうです。写真を見ると幻想的でとてもきれい。これも見たかったなあ。
時間的には逆になりますが、顔見世初日の夜の部の前に時間があったので、ちょっとだけ京都で観光。
といってもなにしろ長丁場の顔見世の前だから体力温存のため(笑)、あまり遠くや何ヶ所にもは行けないなあ。
東山界隈でどこか、と考えて、紅葉の名所は永観堂はじめたくさんありますが、今年はやはり平安末期の創建以来初めて国宝「青不動明王二童子像」のご開帳をしている青蓮院に参拝することに。
青蓮院及びご開帳について詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.shorenin.com/
初めてのご開帳とはいっても、過去に美術展などに出たことはあるそうで、初公開ではなく、あくまでこの青蓮院で拝めるのが初めて、ということだそうです。
青蓮院は知恩院のすぐ隣にあって、前を通ったことは何度もあるけれど、中に入ったのは初めて。
行ったのは平日の午後でしたが、やはり多くの人が訪れていて門前には列ができていました。
でもすいすい進んで待ったのは5分くらいで中に入れました。
普段の拝観料は500円だけどこの特別公開期間中は1000円。その代わり願い事を書いて奉納できる護摩札と、お守り札をいただけます。
これがお守り。家に帰って父親にあげました。
玄関から入ってすぐが華頂殿という客殿(白書院)。三十六歌仙の額が飾られ、襖の蓮の絵がきれい。
お部屋によって色が少し違う。比較的新しい絵らしく、モダンな感じです。
青不動は次の宸殿にあります。
室内で暗いし、あまり近くには寄れないので残念ながらHPの写真のようにはっきりとは見えませんでした。でもここでは美術品ではなく、あくまで信仰の対象として拝見ではなく参拝させていただく心づもりで。前の人が退くのを待って順番に前に進んで、拝ませていただきました。
この青不動は高野山の赤不動・三井寺の黄不動とともに日本三大不動画とされるそうです。
今年は春に三井寺展で黄不動も拝ませていただいたので、何か御利益があるかしら。近いうちに高野山にも詣でなくちゃ、という気になってきました。
参拝の後はお庭を見学。典型的な池泉回遊式庭園。紅葉がきれい。一画にはツツジが植えられていて春にはこれも見事だとか。
庭の方から護摩供養の様子を拝見。
手前に植わっているのは「右近の橘、左近の桜」と名付けられているそう。
門前には見事な親鸞聖人御手植と伝えられる楠の大木が2本。(中にもあって計5本)
すごい根です。
お天気も良く、清々しい気持ちで南座に向かえました。
ご開帳は12月20日まで。これから顔見世に行かれる方はぜひ。
14日までは夜間ライトアップもされているそうです。写真を見ると幻想的でとてもきれい。これも見たかったなあ。