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「文化勲章受章作家の競演」展 [美術]

8月23日(火) ホテルオークラ東京
第17回 秘蔵の名品 アートコレクション展 文化勲章受章作家の競演
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art11/
IMG1.JPG

美術館での展覧会ではないのであまり話題になっていないようだが、見過ごすには惜しいイベント。
昭和12年に制定されて以来今日までの文化勲章の日本画、洋画、版画家の全ての受賞者の作品を一堂に集めたという面白いコンセプト。
古くは竹内 栖鳳、横山大観、上村松園」などから、平山郁夫、秋野 不矩など総勢58名。よくも揃えたものである。
私などは、恥ずかしながら名前も初めて見た人もかなりいて、ほほう、こんな画家がいたのか、と思ってしまったが、なかなかこういう風に日本人の画家だけを集めた展覧会というのも少ないので、とても面白かった。

割合から言うと、日本画4:洋画版画1くらいだろうか。
私は日本人の画家では洋画より日本画の方が好き。日本画の方が独特の世界を持ってるような気がして、世界的に見てもハイレベルな感じがする。

作品目録がなかったので題名を覚えていないのだが、良いなと思ったのは福田平八郎の竹の絵や、川端龍子の鯉の絵が綺麗、大観の有名な夜桜の絵はやっぱり圧倒される。髙山 辰雄の絵は不思議な雰囲気。
洋画では好きな荻須高徳があって嬉しい。

あら、でも岡本太郎は受賞してないのか。須田刻太なんかも。あんまり抽象画の人がいない感じ。選ぶ側の人が保守的なのかしらん。それにデザイン系の人もいないのね。
なんてことを考えながら観るのも一興。

ともかく昭和初期から現代までの日本美術の主流を一度で観られる珍しい機会。特に日本画好きの方にはお薦めです。ただし会期は今度の日曜8/28まで。

余談だが、来ているお客さんが場所柄なのかやたら平均年齢が高かった。それと、ホテルにお泊まりの方なのか、やたらハイソな雰囲気の方とか。普通の美術館とは雰囲気違いましたわ~(^^;)。
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リュカ

お、画像は松園さんだねって思ったら・・・
ほんと面白いコンセプトの展覧会だったのですねー。
今日までだったのか~っ
洗濯しただけで、今日は一日ごろごろしていました。勿体なかったな。
でもまだパジャマなので、今から出掛けるのは無理そうです(笑)

by リュカ (2011-08-28 14:27) 

mami

リュカさん、
あんまり宣伝してなかったのか、やってること知られてないみたいでしたね。
面白い展覧会だったのに、ちょっともったいなかったです。
by mami (2011-08-28 23:36) 

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