SSブログ

ミシェル・カミロ&ビッグ・バンド"カリベ" [音楽]

10月24日(日) ブルーノート東京
1st ステージ
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/michel-camilo/
camilo1.JPG
太田記念美術館を出たら雨が降り出していて、ちょっと寒い。傘はもちろん持っていたけれど、ブルーノート東京までの距離がいまいちよくわからず、地下鉄乗っても一駅だしなあ、と歩き出したら思ったより遠くて(苦笑)、着く頃には足元びしょ濡れになっちゃった。けちらずタクシーに乗れば良かったな~。

それでも開演30分前には着いたのに、日曜とあってかもうかなり席は埋まっていた。もちろんソールドアウト。早めに予約しておいて良かった。
お一人様で行く時の定席、スツール席はまだ空いていたけど相席。テーブルはともかく、スツールが相席になるのはほんとに満員の時。

下戸なので普段滅多にアルコールは飲まないのだが、この日は何となくワインの気分で、いちばん安いグラスワインの白。ほんとはこれにスイーツでも、と言う酒飲みの人には考えられない?組み合わせのつもりだったのに(ブルーノートのスイーツは美味しい。その辺のケーキ屋よりも。テイクアウトしたいくらいです)、お店のスタッフに「白ワインなら、合う良い牡蠣がありますよ」と言われて何となくそれも良いか、と。

SN3N0005.jpg
というわけで、白ワインに生牡蠣、と言う王道メニュー。われながら、なんだかおしゃれだわ~(笑)
写メを撮るのを忘れて一個食べちゃった後の写真。お行儀悪くてすいません。牡蠣が、大きくてほんのり甘くて、ほんとに美味しかったです!実は、それほど牡蠣好きじゃないんですが、いままで食べた中でいちばん美味しい牡蠣でしたわ。

とまあ、前口上はこれくらいにして、今夜はミシェル・カミロがビッグバンドと演奏するという、スペシャルライヴ。
カミロはこの春にも来日したばかりだが、ビッグバンドとの日本での公演は初めてと言うから、これは聞き逃せない。
バンドは、サックス5,トランペット4,トロンボーン4,ギター1,パーカッション2の編成。

はっきり言って、「精緻なアンサンブル」というのとはほど遠い演奏。いわゆる縦の線も横の線も実におおざっぱ。日本吹奏楽コンクールなんかに出したら、一次予選で落ちそう(笑)。なのに、一人一人が凄腕だから、そんな細かいこと気にしないで、という感じでぐいぐい押し切っちゃう。
ほとんどのメンバーがソロパートをもらっていて、バラードもあればノリノリのソロもありで、名人芸を披露するし、トゥッティになればがんがん鳴りまくるし、まさ仁怒濤のような迫力。

そこにまたカミロのピアノが絶妙に絡んでくるから、面白くないわけがない。トリオの公演よりカミロの見せ場が少なめになったのは残念だが仕方ない。それでも随所にいつもの神業的な指捌きと美しい音を聞かせてくれた。
まさに、音楽ってこんなに楽しくて面白い、と実感させてくれるような、熱いライヴでした。
実はビッグ・バンドって生で聞くの初めてだったけど、クラシックのオケとも吹奏楽団とも全然違う楽しさがあって、癖になりそう。
普通、秋となるとしっとり系の音楽が聴きたくなりそうだが、こういう燃えちゃう音楽も決して外れてないですね。
カミロ、次はどんなライヴを披露してくれるかなあ。いまから楽しみ。

カリベ(DVD付)

カリベ(DVD付)

  • アーティスト: ミシェル・カミロ・ビッグ・バンド
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: CD

来日記念盤。かなり前の演奏だが、面白そう。



One More Once

One More Once

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1994/10/13
  • メディア: CD

これは持ってるけど、ほんとにごっきげんなアルバム。

Michel Camilo(p)
ミシェル・カミロ(ピアノ)
Anthony Jackson(b)
アンソニー・ジャクソン(ベース)
Cliff Almond(ds)
クリフ・アーモンド(ドラムス)
Guarionex Aquino(per)
ワリオネクス・アクィーノ(パーカッション)
Lew Soloff(tp)
ルー・ソロフ(トランペット)
Michael Philip Mossman(tp)
マイケル・フィリップ・モスマン(トランペット)
John Walsh(tp)
ジョン・ウォルシュ(トランペット)
Tanya Darby(tp)
ターニャ・ダービー(トランペット)
Dave Bargeron(tb)
デイヴ・バージェロン(トロンボーン)
Conrad Herwig(tb)
コンラッド・ハーウィグ(トロンボーン)
Art Baron(tb)
アート・バロン(トロンボーン)
Dave Taylor(tb)
デイヴ・テイラー(トロンボーン)
Chris Hunter(sax)
クリス・ハンター(サックス)
Bob Franceschini(sax,fl)
ボブ・フランチェスチーニ(サックス、フルート)
Antonio Hart(sax,fl)
アントニオ・ハート(サックス、フルート)
Ralph Bowen(sax,fl)
ラルフ・ボーウェン(サックス、フルート)
Gary Smulyan(sax)
ゲイリー・スマリアン(サックス)
nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 3

コメント 2

そらへい

恥ずかしながらミシェル・カミロさんを知らないのですが、
ブルーノート東京でのビッグバンドのライブ演奏は楽しそうですね。
ビッグバンドは、昔の話ですが、カウント・ベイシーやサド・メルを聞いたことがありますが、ノリがとっても良くて楽しかったですね。
足の長い黒人プレーヤーやがに股でステージ中央に出てきてソロをとったり、ブラスセクションが一斉に立ち上がるところなどカッコよくて、鳥肌物でした。
by そらへい (2010-10-27 21:29) 

mami

そらへいさん、
私もカミロは長年のファンというわけではないのですが、ここ数年よく聞いていて、めちゃくちゃ指が回る上に音が綺麗でバラードも絶品!なのです。BNのサイトで少しですが聞けますので、良かったら覗いて下さいね。

ライヴハウスでビッグバンドって、そんなに広くはない空間にあれですからすごい迫力でした。今回のパフォーマンスでは、Tbのソロの人が楽器を振り回すので、前列のサックスの人が避難していて可笑しかったです(笑)。
他のビッグバンドの公演も聴いてみたいです。
by mami (2010-10-28 00:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。