SSブログ

ミシェル・カミロ&トマティート・ライヴ [音楽]

9月7日1st Stage Billboard Live Tokyo 

カミロ&トマティート.jpg
新国立美術館から東京ミッドタウンへ。初めてこの向きで移動したけど、近いんですね。六本木ヒルズより近い。

ビルボードは今年1月の香津美&美奈子以来2回目。前回は仕事帰りでギリギリだったので今回は余裕を持って到着。
席は前と同じでカジュアルシートだが、前回は4階だったのを5階にしてみた。こちらの方がステージに向かって正面から見られるので見やすいかな。
客席は下のテーブル席には空いているところもあったが上の方は満席状態。比較的若い人が多そう。女性もかなり多い。私と同じように女性一人で来てる人も結構見えた。

カミロはこの春以来、トマティートは何年ぶりかなあ、かなり久しぶり。でも二人一緒のは初めてで待望のデュオでのライヴ。なにしろこの二人を知ったのがソロより先に、共演したアルバム「スペイン」で、今年はこのアルバムが出て10年のアニバーサリーとか。一昨年続編「スペイン・アゲイン」も出ていて、今回のライヴはこちらの曲が中心。

ほぼ定刻通りに二人が登場。調弦と指慣らし(?)にポロポロッと弾くのさえなんだかとても音楽的で、もう曲に入ったのかと思ってしまうほど。そしていきなりギターのソロにカミロがピアノを叩いて、ピアソラの「リベルタンゴ」から始まった。盛り上がっちゃうよね、この曲は。
1曲目が終わった後でカミロが簡単に挨拶した他は、MCもほとんどなくひたすら弾きまくる二人。
いつも通りテンション高くノリノリのカミロに対し、トマティートの方は見た目は淡々と、しかしいささかもカミロに引けを取らない超絶技巧をさらりと弾いてのける。うう、二人とも凄いよ~。

テクニックはもちろんなんだけど、二人ともスローパートに入ると音が本当に綺麗なんだなあ。うっとり聴き惚れちゃうくらい美しい。そしてそのクリアさがアップテンポになっても損なわれないのが凄いところで、だから二人してとんでもない技巧を駆使して弾きまくってるところでも、音が濁らなくて綺麗で、うっかり聴いているとサラサラと流れて聞こえてしまう。いや、ほんとの名人芸なんだろうね。

でもそういうサラリとした感じが、本当のフラメンコファンからすれば、ちょっと違うんじゃない、と言われるのも解る気はする。フラメンコはもうちょっと言葉は悪いが泥臭いというか、ざらっと熱い感じなんじゃないのかな?だってこの二人の演奏でフラメンコ・ダンサーは踊れないでしょ。

でも二人は別にフラメンコをやってるわけじゃないんだから、それは全然別の話。
本当に密度が高くて、そして楽しい1時間15分でした。正直言って、前日の東京JAZZ4時間より良かったなあ。
でも、贅沢を言えば、二人の「スペイン」が聴きたかった!アンコールでやってくれるかと期待したんだけど。どうやら2ndステージではやったらしい。残念!!
あと、今度はぜひトマティ-トがカント(歌)とやるのを聴いてみたいです。

スペイン

スペイン

  • アーティスト: ミシェル・カミロ,トマティート
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2000/07/01
  • メディア: CD




スペイン・アゲイン+3

スペイン・アゲイン+3

  • アーティスト: ミシェル・カミロ,トマティート
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/09/02
  • メディア: CD

通常盤に3曲ボーナストラックが入った来日記念盤。う~ん、3曲のために買うべきかどうか、迷うところ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。