キャロル・キング・ライヴ [音楽]
11月11日 Bunkamuraオーチャードホール
"Welcome to My Living Room Tour Japan 2008" と銘打った、単独公演としては18年ぶりという待望のステージ。もちろん、私自身生で接するのは初めて。昨年確か東京ドームでジョイントライヴが行われたが、他の出演者に興味がなかったのと、キャロル・キングはドームで聴く柄じゃないよなあ、という気がして行かなかった。
客層はやっぱり平均年齢は高め。そして女性が多いのはキャロル・キングらしい。この日をずっと待っていたファンも多いことだろう。
”The Living Room”と言うことで、ステージセットはグランドピアノの他に、白いソファ、スタンドライトに観葉植物が幾鉢か。これがお芝居の舞台なら、いかにも趣味の良さそうなお家のリヴィングという雰囲気。
同名のツアーのライヴCDは既に発売になっていて(DVDも出ているがこちらは持っていない)、リーフレットの写真を見るとほとんど同じのようだ。
キャロル・キングは黒のパンツにラメの入ったやはり黒のキャミソールにロングジャケットといういでたちで登場。片言の日本語も交えて簡単に挨拶して早速ピアノに向かい、ピアノの上のスタンドのスイッチを入れてから歌い始める。
ツアーのテーマ曲みたいな「Welcome To My Living Room」の中では、CDでは「私はもう62才だから」と歌っていたがこの日はちゃんと歳を重ねて「66才だからやりたい曲を全部歌えなくても許してね」とにこやかに歌う。全然歳を感じさせない若々しさ、と言うか瑞々しさ。とてもリラックスした様子でチャーミング。
正直ものすごく歌が上手いわけでもピアノが上手いわけでもない(ごめんなさい)のに、1曲目からキャロル・キング・ワールドとでも言うものに会場全体が引き込まれてしまって、次々に繰り出される名曲の数々にどっぷり浸ってしまう。
時折挟むMCには日本語を交ぜたり、英語の部分もかなりゆっくりわかりやすくしゃべってくれるなど人柄もにじむ。
共演はCDと同じでRudy Guessと Gary Burrの二人のギター兼ヴォーカルのみ。あくまでもアコースティックな響きのあたたかい音楽。
休憩後の後半では衣装をブルージーンズに白いジャケットという軽快なものに替えて、ますます軽やかな歌を披露。この年代でこういう格好でステージに立って様になるって、なかなか難しいよね。などと歌以外のところでも思わず感心。まさに"natural woman”。
その「Natural Woman」では観客に一緒に歌って、と呼びかけて、派手なパフォーマンスなど全然ないが会場が一体感で包まれる。
観客の高揚が最高に達したのは、おそらくアンコールの「You've Got a Friend」。”辛いときは私のことを思いだして。すぐに側に行ってあげるから。あなたには友達がいる”と言う。”恋人”じゃなくて”友達”。聴きながら不意に涙が出そうになってしまった。こう言ってくれる友達が自分にはいるかな?こう言ってあげられる友達がいるかな?なんて思ったりもした。
人とつながっていることの暖かさ、大事さ。デビューして40年以上、一貫してキャロル・キングはこのことを歌ってきたんだな。キャロル・キングは人の愛の力を信じている。人間を信じている。だから彼女の歌は古びない。そんなことを僭越ながら感じて震える思いがした。
最後は思いっきり弾けた「Locomotion」。実はライヴアルバムを聴くまで、この曲がキャロル・キングの歌だなんて知らなかった!ちょっと意外で、でも大いに盛り上がって,LIVING ROOMの灯りは消えて幕となった。
"Welcome to My Living Room Tour Japan 2008" と銘打った、単独公演としては18年ぶりという待望のステージ。もちろん、私自身生で接するのは初めて。昨年確か東京ドームでジョイントライヴが行われたが、他の出演者に興味がなかったのと、キャロル・キングはドームで聴く柄じゃないよなあ、という気がして行かなかった。
客層はやっぱり平均年齢は高め。そして女性が多いのはキャロル・キングらしい。この日をずっと待っていたファンも多いことだろう。
”The Living Room”と言うことで、ステージセットはグランドピアノの他に、白いソファ、スタンドライトに観葉植物が幾鉢か。これがお芝居の舞台なら、いかにも趣味の良さそうなお家のリヴィングという雰囲気。
同名のツアーのライヴCDは既に発売になっていて(DVDも出ているがこちらは持っていない)、リーフレットの写真を見るとほとんど同じのようだ。
キャロル・キングは黒のパンツにラメの入ったやはり黒のキャミソールにロングジャケットといういでたちで登場。片言の日本語も交えて簡単に挨拶して早速ピアノに向かい、ピアノの上のスタンドのスイッチを入れてから歌い始める。
ツアーのテーマ曲みたいな「Welcome To My Living Room」の中では、CDでは「私はもう62才だから」と歌っていたがこの日はちゃんと歳を重ねて「66才だからやりたい曲を全部歌えなくても許してね」とにこやかに歌う。全然歳を感じさせない若々しさ、と言うか瑞々しさ。とてもリラックスした様子でチャーミング。
正直ものすごく歌が上手いわけでもピアノが上手いわけでもない(ごめんなさい)のに、1曲目からキャロル・キング・ワールドとでも言うものに会場全体が引き込まれてしまって、次々に繰り出される名曲の数々にどっぷり浸ってしまう。
時折挟むMCには日本語を交ぜたり、英語の部分もかなりゆっくりわかりやすくしゃべってくれるなど人柄もにじむ。
共演はCDと同じでRudy Guessと Gary Burrの二人のギター兼ヴォーカルのみ。あくまでもアコースティックな響きのあたたかい音楽。
休憩後の後半では衣装をブルージーンズに白いジャケットという軽快なものに替えて、ますます軽やかな歌を披露。この年代でこういう格好でステージに立って様になるって、なかなか難しいよね。などと歌以外のところでも思わず感心。まさに"natural woman”。
その「Natural Woman」では観客に一緒に歌って、と呼びかけて、派手なパフォーマンスなど全然ないが会場が一体感で包まれる。
観客の高揚が最高に達したのは、おそらくアンコールの「You've Got a Friend」。”辛いときは私のことを思いだして。すぐに側に行ってあげるから。あなたには友達がいる”と言う。”恋人”じゃなくて”友達”。聴きながら不意に涙が出そうになってしまった。こう言ってくれる友達が自分にはいるかな?こう言ってあげられる友達がいるかな?なんて思ったりもした。
人とつながっていることの暖かさ、大事さ。デビューして40年以上、一貫してキャロル・キングはこのことを歌ってきたんだな。キャロル・キングは人の愛の力を信じている。人間を信じている。だから彼女の歌は古びない。そんなことを僭越ながら感じて震える思いがした。
最後は思いっきり弾けた「Locomotion」。実はライヴアルバムを聴くまで、この曲がキャロル・キングの歌だなんて知らなかった!ちょっと意外で、でも大いに盛り上がって,LIVING ROOMの灯りは消えて幕となった。
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