日本伝統工芸展

三越百貨店日本橋
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/55kougei/

「ミレイ展」の後、せっかく出てきたのでそれだけで帰るのももったいないと、寄り道。

これは
「日本の優れた伝統工芸の保存と後継者の育成を目的に、(社)日本工芸会が毎年開催する全国規模の公募展。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の 7部門における入選作、人間国宝の最新作と会員及び全国からの一般公募された作品の中より、厳しい鑑審査を経た入選作733点を一堂に展覧いたします。」
と説明にあるとおり、現在の日本の工芸技術の最高峰の作品を一度に見られるもの。

なにしろ数が多いので、一つ一つじっくり見ることはできなかったが、どれもきっと気の遠くなるような手間をかけて作られたんだろうなあ、と思われるものばかり。特に木工品など、まさに精緻精巧。何事も機械化、コンピューター化されつつある時代だけれど、だからこそこういう手作業の素晴らしさに感心するのかもしれない。こういう作品が作られている限り、日本はまだまだ大丈夫、なんて妙な感想を持ってしまいました。

ただ、例えば特に着物などは、デザイン的には先日見た「小袖展」のような意表をつくような大胆なものはほとんど見当たらなかった。おそらくこの展覧会が、デザインではなく、染色や織りの技術を見せる為なのかもしれないが、素人目にはちょっと地味だな～、なんて思ってしまった。

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