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足跡姫 [舞台]

3月8日(水) 東京芸術劇場プレイハウス

NODA・MAP 足跡姫~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)~
作・演出/野田秀樹

出演
宮沢りえ 妻夫木聡 古田新太 佐藤隆太 鈴木杏 池谷のぶえ 中村扇雀 野田秀樹 他


美術/堀尾幸男  照明/服部基 衣裳/ひびのこづえ
作調/田中傳左衛門 サウンドデザイン/原摩利彦 音響/zAk
振付/井手茂太 映像/奥秀太郎 美粧/柘植伊佐夫 舞台監督/瀬﨑将孝

野田秀樹が、十八代目勘三郎へのオマージュとして書いた芝居。
普段ストレートプレイを見ない私には、この作品について語る力はない。
観る前はもっと難解なのかと思ったけど、ギャグもあり、楽しかった。
主人公は宮沢りえの”三、四代目阿国”と、妻夫木聡のその弟で戯作者”サルワカ”。
将軍の前で演じることを望む阿国と創作の苦しみにもがくサルワカに、一座の者達や得体の知れない人々が絡み合い、さらに取り締まろうとする役人達との悶着が騒動をもたらす。
演じること、芝居を作ることに取り憑かれた者の業とでも言うのか。乗り移った足跡姫を葬るために自ら死を選ぶ阿国を抱いて「穴」に飛び込んだサルワカがたどり着くのが現代の歌舞伎座。
そう、阿国もサルワカも、現代につながっている。すべての演じることに執着する者に魂が受け継がれている。
阿国の遺体を抱いたサルワカの絶叫。「幕を閉めろ、そうすればまた生き返るんだ」という言葉に、もっともっと舞台の上で死んでは生き返りたかったであろうあの人達を思って涙があふれた。

宮沢りえちゃん、実は生の舞台を観たのは初めて。ほっそ~い!そしてテレビなど映像では聞けない発声が、へえこんな声が出せる人なんだ、とちょっとびっくり。や、舞台女優なんだね。
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