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パリ管弦楽団 [音楽]

11月24日(木) 東京芸術劇場

指揮:ダニエル・ハーディング
ヴァイオリン:ジョシュア・ベル
管弦楽:パリ管弦楽団

ブリテン/ オペラ《ピーター・グライムズ》から 4つの海の間奏曲
ブラームス/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ベルリオーズ/ 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 op.17 から(抜粋)
     ロメオひとり  キャピュレット家の大宴会        
     愛の情景
     マブ女王のスケルツォ
     キャピュレット家の墓地にたたずむロメオ

今年9月にパリ管の音楽監督に就任したばかりのハーディングとのコンビのいわばお披露目。

パリ管というとつい管セクの素晴らしさに耳が行くが今回は弦の良さに瞠目。ブリテンの最初の音で、おや、と思った。透明感のある美しい音色に聞き惚れた。もちろん管は言うまでもなく華麗で豊潤。ああ耳の保養した。

ブリテンでは不穏な響きの中に心を刺激する美しさと激しさが感じられた。
ジョシュア・ベルとのブラームスはベルの疾走感ある演奏と相俟って、聞き慣れた重厚なものとはひと味違う爽快な響きがとても新鮮だった。もっとも、私の好みのブラームスではなかったけれど。とても若々しい、颯爽としたブラームス。スポーツカーですっ飛ばしてるような。ほほ~、こういうのもありか。

初めて聞いたベルリオーズのロメジュリも機知に富んだ音楽がおもしろく、パリ管の芸を堪能。特に管セクはやっぱり凄い。ハーディングは理知的でさっそうとしていて、聞かせどころをきっちり。良いコンビになりそうな予感。デビューとしては上々。

何だろうな、華麗なサウンド、というのはちょっと違う。もちろんいぶし銀でもない。とても上質で品があって美しい音だった。前聴いたときとは何か変わったように思う。また聴きたい。

アンコールなしで、終演が9時20分くらいという長いプログラムだったが、飽きることなく楽しんだ。他のプログラムも聞きたかったな。
        
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