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琳派400年記念 琳派と秋の彩り展 [美術]

山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

今年は琳派の祖といわれる本阿弥光悦が京都洛北の鷹峯に"芸術村"をひらいてから400年を迎えた記念の年だそうで、京都ではいろいろ展覧会も開かれているが、東京ではそれほど大規模なのは見当たらない。
その中でこの展覧会は、規模は小さいながら、光悦、光琳から江戸琳派を経て、現代まで脈々と流れる琳派美術をコンパクトに見せてくれる。

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伝 俵屋宗達《槙楓図》
なにはなくとも宗達。琳派の祖の一人。豪奢な金箔地に緑の槙が映える。根本の草花、楓の赤も効果的。

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酒井抱一《秋草鶉図》
江戸琳派の代表、抱一。宗達の豪奢さよりも洗練された繊細な表現が見事。

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小林古径「秋采」
時代が下って20世紀に入っても、流れの続く琳派の趣。

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福田平八郎 《彩秋》
抱一の薄と類似性を感じる。

琳派を貫くのは、繊細なデザイン性。単なる写実ではなく、強調したり、あるいは引き算したり。画家の腕の見せ所だが、どれも美しい。

今回は特に「秋の彩り」がテーマで、秋の花や紅葉、景色の絵が集められて、楽しめる。柿の絵が幾つもあって、柿が食べたくなった(笑)。
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