SSブログ

タベア・ツィンマーマン・ヴィオラ・リサイタル [音楽]

4月25日(金) 王子ホール

flyer_20140425.jpg

レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131D 第1番 ト短調
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
     (ヴィオラ編)

********** 休憩 **********

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 (ヴィオラ編)
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.25-1

アンコール
ヴュータン:無伴奏ヴィオラのための奇想曲

アルカント・カルテットの一員としても活躍しているツィマーマンのソロ・リサイタル。
バッハを挟んでレーガーとヒンデミットと渋いプログラム。

ツィマーマンの演奏は、余計な叙情性を排してかなりがっつりとした構築性の高い音楽、と言う印象。音楽にこういう月並みな表現もなんだけど、男性的な力強さ。
特に圧巻は最後のヒンデミットで、かなりの難曲と見えたが、ものすごい集中力とパワーとテクニックでごりごり押してくる、非情に密度の高い演奏だった。うわあ、すごい。と息を飲んで聴き入る。
でもずっと隙がないというか、ちょっと疲れる気がしたのも本音。

同じヴィオラでも、バシュメットや今井信子はもう少し音に色気というか柔らかみがあって、好みから言えばそっちの方が好きだけれど、現在の最先端のヴィオリストの一人の凄さを感じたリサイタルだった。

秋にアルカントでも来日するが、王子ホールの公演のチケットが取れなかった。残念。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。