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ウィスペルウェイ・チェロ・リサイタル [音楽]

3月12日(水) 紀尾井ホール
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ピーター・ウィスペルウェイ Pieter Wispelwey (チェロ / Cello)
パオロ・ジャコメッティ Paolo Giacometti (ピアノ / Piano)

オール・ベートーヴェン・プログラム
All Beethoven Program

チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
Cello Sonata No. 2 in G minor, Op. 5-2

モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
12 Variations in F major on Ein Madchen oder Weibchen from Mozart's Die Zauberflote, Op. 66

チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
Cello Sonata No. 5 in D major, Op. 102-2

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モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
Variations in E flat major on Bei Mannern, welche Liebe fuhlen from Mozart's Die Zauberflote, WoO 46

チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
Cello Sonata No. 3 in A major, Op. 69

アンコール
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番より終楽章

ウィスペルウェイによるオール・ベートーヴェン・プログラムのリサイタル。
しっかりと構築された、知的で緻密で隙のない演奏。上手いな、やっぱり。
でも本音を言うと、ううん、私の好みのベートーヴェンじゃないんだなあ、、、と最後まで思いながら聞いていた。あくまで好みですよ。好みの問題。もうちょっと包容力というか、懐深い感じがほしかった。なんか理詰めに過ぎるような気がして。ウィスペルウェイは近現代の方が好きかも。
前に聞いたバッハの組曲は同じように理知的でも、これはこれで素晴らしいと思った。たぶん、多様な解釈を許せるバッハと、求めるものが決まりがちなベートーヴェンの差なんだろうな。

とは言え、久しぶりにどっぷりベートーヴェンを聴くとやっぱり良いなあ。交響曲はもちろんだが室内楽も良い。ソナタの3番はチェロソナタの名曲。
ショスタコだのプロコだのブリテンだの、この頃新しめのに目(耳)を奪われがちだったが、ベートーヴェンは改めてすごいな、と。まるで花形歌舞伎見て若手の綺麗さ格好良さに感心した後で、大幹部の芝居を見て「大御所は格が違うな」と思うような感じだった。あ、ウィスペルウェイの感想とずれてしまいましたね、すいません。

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