ベーコン展

4月1日(月)　東京国立近代美術館
http://bacon.exhn.jp/



普通月曜は休館だが、春休みのためかこの日は特別に開館。

フランシス・ベーコン、アイルランド生まれ（１９０９－１９９２）。
名前くらいは知ってるかな、と言う程度の認知。チラシには｢ピカソと並ぶ美の巨匠｣とある。
今回の展覧会が没後初のアジアでの回顧展とも。
実を言うと、チラシを見て｢気持ち悪い｣と思ってしまい、見る気はなかったのだが、チケットをいただいたのでやっぱり観ておこうと足を運んだ。

入場して数枚の絵を見た時点で、｢あ、これは私には無理～｣と思った。
崩れた顔、どこか欠損した肢体、どれをとっても｢醜い｣としか思えない。
身体というより肉塊に近い。
う～ん。。。確かに刺激的ではある。
でもこれらの絵にこめられたメッセージを読み取る力は私にはない。
せいぜいが、不安感を呼び起こされるだけだ。

部屋を進んでいけば、違う絵も出てくるのかと期待したけれど、最後まで印象は変わらず。

さらに今回は｢身体表現｣がテーマと言うことで、ベーコンに触発されたダンスの映像も二種類上映している。
その一つが日本の土方巽のものだが、これがまた私にはさっぱり。
まるで地をはう虫のような動きで（何しろタイトルが｢疱瘡譚｣だし）、おぞましささえ感じるほど。
（ちなみに、このダンスのBGMがカントルーヴの｢オーヴェルニュの歌｣の中の｢バイレロ｣というそれは美しい曲だったのはどういう意図なのだろう。）

展覧会のサイトには様々な人が賛辞を寄せているけれど。
私には理解することも受け入れることも出来ませんでした。
知ったかぶりして、格好いいだの哲学的だのと言うのも悪いので正直に。ごめんなさいです。
ああ、疲れた。｡｡

コメント 4

この展覧会、前売り券手に入れてます。
哲学者のフランシス・ベーコンは知ってるけど、こちらのベーコンさんは
知らなかったので、どんな絵を描くのか興味がわいて買ったのですが
mamiさんはダメだったのですねー。
ほんとは今週末行くつもりでしたが、大荒れの天気らしいので延期。
さあ、私はどんな印象を受けるかしら。
by リュカ (2013-04-04 12:58) 

リュカさん、
凄く熱心に見てらっしゃる方もたくさんおられました。｡｡
が私は拒否反応が強くて。｡｡
そんな自分もちょっと情けなかったりして、トホホな展覧会でした。
by mami (2013-04-04 23:05) 

mamiさま、

この正直さ、率直さ。これこそ「みみずく通信」の真髄だと思います。
100人いれば、受ける印象や感想は100通りあるのが自然ですものね。
by ★とろりん★ (2013-04-07 14:42) 

とろりんさん、
ありがとうございます。
そんな風に言っていただけると気が楽になります～。
中には｢ベーコンの素晴らしさがわからないなんて!｣とお思いの方もいらっしゃるでしょうけど、わかんないものはわかんな～い！のであります。(^_^;)
まあしょせん素人の戯れ言とご勘弁いただきたく。m(_ _)m
by mami (2013-04-08 00:34)