SSブログ

ウィーン・フィル演奏会 [音楽]

9月17日 サントリー・ホール

指揮:ズービン・メータ

バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz116
    ・・・・・休憩・・・・・・
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
 
アンコール
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー:ポルカ「軽い足取り」
ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と電光」

久しぶりのクラシックの演奏会。いつ以来だろうと思ったら今年1月の庄司沙也香リサイタル以来だった。自分でもびっくり。昔はほぼ毎月1,2回行ってたのになあ。

ウィーン・フィルハーモニー・ウィークとして、毎年秋に来日公演が行われるようになってもう何年目だろう。毎年チケットが取れるわけではないが、今年も幸い一日だけ聴くことができた。

開演時間を少し過ぎて団員が登場。驚いたのはコンマスが女性だったこと(1曲目のみ)。ついにウィーン・フィルにもこういう日が来たか~。でも全体からすると女性はまだ他の楽団に比べるとずっと少ないが。それでもほんの少し前までは、女性も外国人も入れなかったんだから、大きな変化ではある。

今年の指揮はズービン・メータ。随分ひさしぶりな気がする。若い頃は「ズービィ・ベイビー」とNYのセレブなマダムたちに愛され、80年代には「三大テノール」の指揮をしたりと、なんだか賑やかな印象のメータも気がつけはもう73才で、ウィーンフィルにとっては「現役最長老」と言うから驚きである。舞台袖から歩く姿にはさすがにお年が感じられ、年月を感じてしまった。とは言え、指揮姿には全く衰えなどはなくお元気で一安心。

1曲目はバルトーク。オーケストラの実力を最大限に発揮できる難曲。ウィーン・フィルの世界トップの技量を誇る管楽器のソリストたちが美音を響かせて、弱音から大音量まで鳴りきる弦楽器と共に、オーケストラの醍醐味を堪能させてくれた。

2曲目のベートーヴェンでは、些細ながら管楽器のミスタッチがあり、「あれっ」とは思ったものの、メータによる速めのテンポの2楽章なども勢いで聴かせた印象。「ウィーン・フィルのベートーヴェン」と言うことでこちらにも過大な期待があったかもしれないが、バルトークの方が良かったかな。

アンコールはウィンナ・ワルツを2曲。たちまち、ニューイヤー・コンサート会場にいるような楽しさに引き込まれた。「お国もの」なんて陳腐な言葉も気にならない。さすがと言うしかない、粋の良さと面白さを十二分に味わった。
さて、来年はどの指揮者と何を聴かせてくれるだろう。今から楽しみ。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。