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渡辺香津美&吉田美奈子@Billboard Live Tokyo [音楽]

1月21日
1st ステージ

香津美さんのライヴは約2年ぶり。昨秋出た美奈子さんとのデュオ・アルバム「NOWADAYS」発売記念のライヴがあると聞いて、これは行かねばとチケット購入。

六本木の東京ミッドタウンにあるビルボード東京は初めて。6時45分くらいに大江戸線の六本木駅に着いたので余裕があるつもりだったが、大江戸線のホームは地下深い。エスカレーターを駆け上がり駆け上がり、さらにミッドタウンの4階にあるビルボードまでまた駆け上がりして、結構ぎりぎりに到着。さらにクロークでコートを預けたり、ドリンクバーで並んだりして時間を取り、席にやっと着いたとほとんど同時に演奏が始まった(汗)。

1曲目は香津美さんのギターソロ。特に挨拶もなくいきなり始まった。曲名が思い出せないんだけど。ああ、やっぱり香津美さんのギターはいいな。
いよいよ美奈子さんも登場して、まずはエリントンの「ムード・インディゴ」からスタート。
その後もアルバムの中の曲を次々に披露してくれた。
ホレス・シルヴァーの「オパス・デ・ファンク」では、美奈子さんが途中でちょっと歌詞を間違えてしまい照れ笑い、終わってから「これ、歌詞ムズ(難しい)なの」とお茶目に仰っていたが、確かに舌をかみそうな曲だった。ギターの方もシルヴァーだから鍵盤楽器が元の曲で、ギターへのアレンジは難しいとか。でもさらっと弾いてる香津美さんでした。
曲によってはCDでは多重録音したものがあり、それはCDの音と生音の共演という形もあって面白かった。

MCもこの曲はどちらが選んだ、などのエピソードを交えて和やかな雰囲気。
アルバムの曲は大方やってくれたような気がする。

どの曲も良かったけど、特に聴けてうれしかったのはビートルズの「エリナー・リグビー」とジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」かな。
MCで美奈子さんが、「BOTH SIDES NOW(青春の~)」を聞くと、ベトナム戦争のことを思い出すんです、と仰った。私はベトナム戦争の頃はまだ子供だったから明確なイメージはあまりないけれど、今ならさしずめイラク戦争だろうか、などと思いながら聞いていた。奇しくもこの日はアメリカ新大統領の就任式の日、というのも不思議な感じ。
そういえば別の曲のMCでは、「就任式の記念コンサート観ました?アレサ・フランクリンが歌ってましたね」といった話もあった。

美奈子さんの、とても深くて暖かくて、パワフルなのに軽やかな歌声と、香津美さんの超絶技巧なのに押しつけがましくないというか、さりげなく弾いちゃう格好良さ。
アルバムそのままに、お二人のジャンルなど軽々と超越した完成度の高い音楽を堪能できた贅沢な一夜でした。


nowadays

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  • アーティスト: 渡辺香津美
  • 出版社/メーカー: ewe records
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD



ギター・ルネッサンスIII<翼>[紙ジャケ]

ギター・ルネッサンスIII<翼>[紙ジャケ]

  • アーティスト: 渡辺香津美,武満徹
  • 出版社/メーカー: ewe records
  • 発売日: 2006/06/07
  • メディア: CD



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