最近買ったCDから [音楽]
フラメンコ・ギターのトマティートとの共演で知ったピアニスト、ミシェル・カミロの最新盤。バリバリのテクニックを持ちながらも叙情的な音楽を奏でてくれる。6月の来日ライブ行きたかったなあ。でもあの月は忙しかったので断念してしまいました。残念。
イタリア出身の美人ジャズ歌手ロバータ・ガンバリーニのデビュー2作目。顔も良いけど、歌も上手い。大御所ハンク・ジョーンズのピアノにも臆せず堂々とした歌いっぷりはお見事。ハンクの伴奏でスタンダードが聴ける幸せを満喫。
これも若手女性ジャズ歌手、モーンハイトの最新作。彼女の透明感のある声にしっとりした色気が加わって何とも良い気持ちになる1枚。
女性ボーカルが続きますが、こちらはもうベテランの意欲作。ルーツであるアフリカ音楽に重心を置いて、アフリカのミュージシャンと共演したもの。タイトルの「レッド・アース」の通り、赤くて熱い大地の香りがするような、心揺さぶられる聴き応えある充実した1枚。
女性ボーカルが続いたので、ここらで男性も1枚。カナダの若手、マイケル・ブーブレの3枚目。久々の男性ボーカル・スターと言っていいのかな。ジャズの範疇には収まらない、ポップ・ボーカルの楽しさが心地良い。ゲストもボーイズ・II・メンや、イヴァン・リンスなど豪華。
香津美さんのソロ・プロジェクト「ギター・ルネッサンス」シリーズもはや4作目。今回は、ロルカの戯曲「血の婚礼」の舞台で演奏するために自作した曲など、スペインがらみの曲が多く、これまで以上にエネルギッシュ。チック・コリアの「スペイン」が絶品。
ジャズが続いたが、最後はこれ。若手ミュージシャンをバックに迎えて、サウンドがすごく活きがよくなってる。特にドラムのタイトな音なんかツボです。一方でさらに深みを増した詩の世界。進化し続けるジャパニーズ・ロックの旗手に拍手。
クラシックはと言うと
ショスタコーヴィッチの室内楽集。
オイストラフとリヒテルのヴァイオリン・ソナタ、バシュメットとリヒテルのヴィオラ・ソナタ、ロストロポーヴィッチとショスタコーヴィッチの伴奏によるチェロ・ソナタ、オイストラフとクヌシェヴィツキー、オボーリンによるトリオ第2番。(2枚組・輸入盤CDVE04273)
この頃ちょっとマイ・ブームのショスタコ。しかもこの豪華な顔ぶれ!ヴィオラ・ソナタのこの演奏は他のCDで持っているのでダブってしまったが、他も素晴らしいので大当たり。調べてないが、ヴァイオリン・ソナタとチェロ・ソナタは初演者による演奏ではないだろうか?特に作曲者自身の伴奏のチェロ・ソナタが圧巻。
アルバン・ベルク四重奏団によるモーツァルトの弦楽四重奏曲集。(輸入盤・EMI5855812)
いわゆる「ハイドン・セット」を含む7枚組(!)ブレンデルが参加したピアノ四重奏曲も入った超お得組。昨年アルバン・ベルクの演奏会で聞いて以来、モーツァルトのカルテット集を買おうとずっと思っていて見つけたのがこれ。数が多すぎるモーツァルトの室内楽はまとめて買うのが楽。去年の熱狂が退いた今年になって、じっくり聴くのがよいのですよ(苦笑)。
それにしても、ショスタコの2枚組が確か1700円くらい、モーツァルトの7枚組に至っては4000円くらいとどちらもすごいバジェット・プライス。こんな価格で名演奏が売られていては、国内盤新譜3000円なんて売れないよねえ。
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