ハンク・ジョーンズ死去

５月１６日、ジャズ・ピアニストのハンク・ジョーンズが亡くなりました。享年９１。
確か今年の２月か３月くらいにも来日公演を行っていましたから、本当に最後までお元気で現役を続けられた、いわば大往生でしょうか。
最後になってしまった公演、やっぱり聴きに行けば良かったな。

生で演奏を聴いたのは２回だけ。東京JAZZにグレート・ジャズ・トリオとして出演した時と、ソロ・コンサートをやった時。
どちらの時も９０近いとは思えない、かくしゃくとした演奏でした。
スタンダードをスタンダードらしく弾く。それもちっとも古臭くなく、粋でスタイリッシュな演奏。
もう今の若いプレーヤーにはああいう演奏は出来ないんだろうなあ。

オスカー・ピーターソンに続いてハンク・ジョーンズも去り、ジャズ・ピアノの一つの時代が幕を閉じた気がします。
ハンク・ジョーンズさん、素晴らしい演奏をありがとう。

タグ：ハンク・ジョーンズ

コメント 4

mamiさんこんばんは。

JAZZも聴かれるんですか・・・・・・。（汗）

モダンJAZZには私も若い頃嵌りました。コルトレーンやエリックドルフィーが好きで、田舎に帰省するときはいつも上野の先のJAZZ喫茶まで出かけていましたが・・・もはや名前も場所もおぼろ～・・・。（笑）ハンク・ジョーンズはあの頃から活躍してましたが、「地味な実力派」という印象で熱心に聞いたわけではありませんでした・・・。

電化サウンドが広まる様になった頃からかな？「音楽」って変わり続ける必要があるのか？？と疑問に感じ、先行きが見えなくなってご無沙汰が続いていましたね。

そんな私も、数年前にハービーハンコックのグループによる演奏を聴いて、それが「トラディショナルなモダンJAZZ」で、ちょっぴり感動したのを覚えています。

安心して聴けるモダンJAZZ・・・ソニーロリンズ来日とかいう話しもあるようで、改めて聴いてみるのも良いかも知れませんね。
by ユキタロウ (2010-05-22 19:28) 

ユキタロウさん、こんばんは。
私の場合、ジャズを聴くと言っても、たまたま耳にして気に入ったアーティストを中心に聴いているだけで、大して詳しくもないんです。
クラシックからスライドした者には、フリージャズやモダンジャズはちょっと壁が高い気がしています。

クラシックにしろジャズにしろ、時代の潮流に乗った最前線の音楽がある一方で、昔の巨匠たちの演奏も聴くことができると思えば、今のリスナーは幸せだと思います。

近頃はジャンルを意識することもなく、その時の気分でいろいろ聞いている感じですね。
by mami (2010-05-23 00:04) 

おはようございます。ご来訪＆niceをありがとうございます。ｍａｍｉさんもジャンルの幅広さに驚いています。最近、私もジャズに傾きかけています。クラシックからの流れなのですが、若いときはコルトレーンや、レイ・チャールズなどをよく聴いていました。最近は、スティーブ・キューン・トリオを集めています。また、ゆっくりと来させていただきますね。
by whitered (2010-05-24 08:51) 

whiteredさん、こちらこそご訪問ありがとうございます。nice！つけ逃げで失礼いたしました。
いや～、なんでも首を突っ込んで浅く広くになってしまい、要領をえないブログになりつつあってお恥ずかしいです。
ジャズもちっとも詳しくはないんですが、ちょこっと聞きかじって楽しんでいます。
こんなブログですが、いつでもまたお越し下さいね。
by mami (2010-05-25 00:22)