11月16日(火)

11月も半ば。いよいよ本格的に寒くなってきたけど、お天気はとてもよかったので思い切ってお出かけ。
といってもあんまり遠出する気にはなれず、家からそう遠くないのにまだ行ったことがなかった清澄庭園へ。
清澄白河駅には、東京都現代美術館に行く時に利用しているが、この庭園は素通りしていた。

東京にある庭園の例に漏れず、ここも江戸時代は大名のお屋敷。でもその前にあの紀伊国屋文左衛門の屋敷だったらしい。そして明治時代には、今度はまたあの岩崎彌太郎が所有して、社員の慰安や貴賓を招待するために造園したとか。確か駒込の六義園も彌太郎のものだったことがあるんですよねえ。どんだけ金持ちだったんですかね。と、ふと「龍馬伝」の香川照之の顔を思い浮かべてしまう。

庭園のHPを見たら、紅葉が始まって先週末から夜間ライトアップをやっているとのことだったので、夕暮れ時に訪れてみた。
六義園などに比べるとそんなに広くない。かなり大きな池を中心とした、回遊式泉水庭園。
紅葉は、正直まだまだかな。一本だけ赤くなってるのはハゼだそうです。


だんだん暮れてきて、きれいな夕日。(デジカメの「夕日モード」とやらで撮ってみました)


真ん中あたりに小さく白い半月が見えるでしょうか?


カエデはご覧の通りまだ青々。でもライトアップされてきれいだった。


かなりとっぷり暮れるとこの通り、なかなか風情ある様子。


写真には撮らなかったけど、池の周りには数々の名石も配置されている。これは岩崎家が自社の汽船を使って全国各地から集めてきたものだとか。いやはや、ほんとに財力にものをいわせて作ったのねえ。
話はそれるが、ぜひ「龍馬伝」のスピン・オフを作って、その後の彌太郎の活躍を見せてほしいわ。(なんて、実は「龍馬伝」もちゃんとは見てないけど)