「ドリトル先生」って、今ブームなんですか?
見てないけど、テレビドラマのタイトルにもなってるし、雑誌「考える人」では特集組んでるし。

読んだのはもうはるか昔の小学生の頃だった。
親と本屋に行って好きなのを買って上げると言われて、何となく、たぶん表紙の絵に惹かれて選んだのが「ドリトル先生航海記」だった。
動物とお話ができる、ユニークで優しいお医者さん、というのは子供にはとても魅力的で、何度も繰り返して読んだっけ。
でもドリトル先生はシリーズで他にもたくさん本があることには気づかないまま年月はたち、特別動物好きと言うほどでもなかったので、大人になってからまた読もうという気もなかった。

でも「考える人」の特集を読んでいたら、なんだか猛烈に読みたくなってきた。
だって知らなかったことがいっぱい。
日本語訳はかの井伏鱒二。へえ、そうだったの?
ドリトル先生はオリジナルでは”Dr.Dolittle" つまり、do little 役に立たない人。
頭が二つついてる不思議な動物「オシツオサレツ」は ”Pushmi-Pullyu" すなわち ”push me pull you”。
井伏鱒二って、翻訳というか意訳の天才!?と思ってしまうような絶妙な命名。

これはもう一度読み返してみなくては。それもできれば原書と比較しながら。(それは、無理か)
でも図書館では子供向けの書架かな?


ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))

  • 作者: ヒュー・ロフティング
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
  • メディア: 単行本





考える人 2010年 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10/04
  • メディア: 雑誌