先日出光美術館で「麗しのうつわ」展を見て以来、前々からの「色鍋島の器が欲しい」という願望が焼いたお餅のようにプクッと頭の隅でふくらんでいたんです。
そんな折も折り、「等伯展」を見に上野に行ったら、公園で陶器市をやってるじゃないですか。
いけない、いけない、寄っちゃいけない。
と思ったのについつい足が向いてしまう。

なまじっか目が肥えてるから、一個500円なんていうのには目が留まらない。良いな、と思うものはやっぱりお高い。でも幸い、有田はいっぱいあるけど鍋島はないな、と思っていたら‥‥。
じゃ~ん!あったんですねえ。やっぱり。
それも「魯山窯」という、旧鍋島藩窯の流れを汲むとかいう、ちゃんとしたのが。

わあ、綺麗だな、色鍋島だ。でもお値段も良いな。(と言っても万がつくわけではありません。ブランド食器くらいとお考え下さい)
あ、角皿。うちになかったな~。
でもやっぱり贅沢だよね。だめだめ、止めよっと。

お店の奥さんがすかさず話しかけてくる。
「綺麗でしょう~?全部手描きなんですよ。品質も良いですし、一生ものですから」
え、はい、それはわかるんですけど、予算がね。
と思いながらもお皿から手が離せない私(笑)。

畳みかけるように奥さん
「そのお皿とセットのカップもあるんですよ」
ええ~、見せないで、そんなもの。
と言う間もなく出してくる。わ、素敵。
でも大した料理もしないのに。。。
すかさず奥さんとどめの一言
「良い器でいただくと、気持ちが豊かになって、インスタントでも美味しく感じますよ!!!」

負けました。
セットでお買い上げです。はは。。。

こちらのお皿です。桜の柄が綺麗なんです。小手鞠の柄とどっちにしようか迷ったけどこちらにしました。


カップはこれ。


並べるとこうなります。


独り身で良かったと思うのはこういう時です(苦笑)。自分の分だけ買えばいいもんね。これが家族4人分なんかだったらとてもじゃないけど買えません。はい。

毎年一つずつ増やしていこうかな~、なんて考えています。次は小鉢も良いな、なんてね。