作家のサリンジャーがなくなりました。
といってももう50年以上隠遁生活を送っていたといいますから、正直なところ「あ、まだ生きてたの」という感じかも。
「ライ麦畑でつかまえて」「フラニーとゾーイー」「ナイン・ストーリーズ」など一通りの作品は読んだ記憶がありますが、それほど好きな作家ではなかったかな。

ただ、大学の英語の授業でサリンジャーがテキストだったことがあって。
確か「ナイン・ストーリーズ」の中のいくつかだったと思うんですが、今思えば英文科の専攻でもない英語のクラスでサリンジャーみたいなのをテキストに選ぶなんて変な先生だったなあ、だって辞書に載ってない言い回しがいっぱい出てきて苦労したもん。もうちょっと正統派(?)な英語の文章で教えてほしかったわ。
まあ、高校までと違って大学のテキストなんて先生が好みで決めちゃうものですが。

という風に、もう名前も思い出せないけどその女の先生の顔とか、授業があった教室の様子とか、一緒に受けていたクラスメートとかが、サリンジャーの名前につられてふわふわと記憶の底から湧き起こってきたのでした。
記憶って不思議ですね。


ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

  • 作者: サリンジャー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/01
  • メディア: 文庫



ついでながら、
昨日このブログの閲覧数が40万を越えました。いつもご訪問下さるみなさま、ありがとうございます。
30万からほぼ半年です。その前の10万が約7ヶ月でしたので少し早くなりました。
この間のアクセス数のTOP3は
1・両性具有と言えば
2・美しの和紙-天平の昔から未来へ-展
3・2009世界バレエフェスティバル・Aプロ
初めて歌舞伎関連が3位以内からはずれました。特に1位の記事は、なんでこれが、って不思議です。ほとんど時間つぶしに書いたような記事でして(苦笑)。見に来て下さった方ごめんなさい、みたいな気分。

それはともかくとして、これからもよろしくお願いします。