山種美術館


もう終了してしまったけど。

生誕150年だそうで、4月には国立近代美術館でも回顧展のある大観。2,3年前には横浜でも展覧会あったし、なんだかしょっちゅうやってる気がする。それだけ人気があるってことね。

今回の売りは、山種所蔵の大観作品全40点を公開すること。これは開館以来初だという。ほほう、山種だけで40点も持っているというのも凄いな。

大観は私にはどこか捉えどころがない画家に思える。もちろん長生きしたせいもあって画風が変わっていったのかもしれないけど、一人の画家がこんなに多彩な絵を描けるんだ、と驚嘆する。


横山大観 《陶淵明》


横山大観 《木兎》


横山大観 《叭呵鳥》


横山大観 《春朝》

どれが”大観らしい”んだろう?どれも?
まあ、大観といえば、富士の絵。

横山大観 《心神》
さすが近代日本画の第一人者、と言われるだけのことはある。

この展覧会では大観と交流のあった他の画家、小林古径、安田靫彦、前田青邨、東山魁夷らの作品もあり、これらも見応えがあった。