8月23日(火) ビルボード・ライブ東京
1st stage

もうすっかりおなじみ、ドミニカのピアニストミシェル・カミロがトリオで来日した。
ミシェル・カミロ / Michel Camilo(Piano)
マイケル・ボウイ / Michael Bowie (Bass)
クリフ・アーモンド / Cliff Almond(Drums)


当初はベースがチャールズ・フローレスのはずだったのだが、病気でボウイに変更。アーモンドとは前回2009年にもトリオで来日している。
実は勘違いしていて、アーモンドとも初めてだったかな、と思った。
というのは、前回聞いた時よりも、アーモンドのドラムが目立つ場面が凄く多くなったから。
曲によっては、ドラムがリードのトリオだったか知らん、と思うほどで、何となく前回よりずっとモダンジャズっぽいと言うか、いやあ、格好良かったなあ!

もちろん、カミロの神業的なピアノも健在。今回は上からカミロの手がよく見える席だったので思わずじーっと動きを見てしまったのだが、まさに目にも留まらぬ指と手の動き。なんであんなに早く動かせるんだろう。なのに出てくる音は濁りがなくて、スカッとしている。かと思えばバラード調の曲ではリリックな響きも聞かせてくれる。
う~ん、やっぱり凄いピアニストだ。

ベースのボウイも二人に隠れてあまり目立たなかったけれど、地味に上手く絶妙のサポート振り。

三人の息の合った、でも丁々発止のプレイが楽しく、トリオの醍醐味を存分に味わった。

アンコールではカミロ一人が出てきてソロを披露。ちょっとアーモンドに食われちゃったのを意識してた?なんて思ったり。
ともかく、とっても面白いライヴでした。


最新盤はこれ。ただしメンバーは違う。これはこれで良いけどね。

Mano a Mano

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emarcy / Umgd
  • 発売日: 2011/09/13
  • メディア: CD