5月16日、ジャズ・ピアニストのハンク・ジョーンズが亡くなりました。享年91。
確か今年の2月か3月くらいにも来日公演を行っていましたから、本当に最後までお元気で現役を続けられた、いわば大往生でしょうか。
最後になってしまった公演、やっぱり聴きに行けば良かったな。

生で演奏を聴いたのは2回だけ。東京JAZZにグレート・ジャズ・トリオとして出演した時と、ソロ・コンサートをやった時
どちらの時も90近いとは思えない、かくしゃくとした演奏でした。
スタンダードをスタンダードらしく弾く。それもちっとも古臭くなく、粋でスタイリッシュな演奏。
もう今の若いプレーヤーにはああいう演奏は出来ないんだろうなあ。

オスカー・ピーターソンに続いてハンク・ジョーンズも去り、ジャズ・ピアノの一つの時代が幕を閉じた気がします。
ハンク・ジョーンズさん、素晴らしい演奏をありがとう。