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竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス [美術]

山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2020/takeuchiseiho.html

栖鳳の人気作品「班猫」をはじめ、山種所蔵の動物を描いた作品を集めた展覧会。千葉市美の「どうぶつ大行進」と似たテーマ。ただこちらは近代日本画のみ。

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竹内栖鳳「班猫」
どうぶつを描くのが好きだったらしい栖鳳の代表作でもある。江戸時代までの絵画とは違うリアルな毛並み、宝石のような瞳。背景には何も描かず、ただ猫がいるだけのシンプルな絵だが猫好きならずとも惹きつけられる。

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竹内栖鳳《鴨雛》
同じく栖鳳。個人的にはこっちの方が好き。毛並みまで描き込んだ猫に比べ、ささっと粗いタッチの雛の羽毛がそれでもふわふわと柔らかそう。

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奥村土牛《兎》
もふもふといえば負けていないのがこのうさぎ。いや、全然毛並みなんて描き込んでない省略も良いところの描き方なんだけど、まるっとしたうさぎの愛らしさよ。

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山口華楊《生》
生まれたばかりの子牛。なんだかまだきょとんとした表情が愛らしい。

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小林古径《猫》
一瞬、狐かと思った。。。けど猫なんですね。

この他、小さいものは御舟の昆虫から大きいものは西村五雲の白熊まで、大小様々な生き物が見られる。どれも画家の生き物へ注ぐ眼差しの優しさあるいは生への畏怖などが感じられて、楽しい展覧会。

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