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原三渓の美術展 [美術]

横浜美術館
https://harasankei2019.exhn.jp/

横浜の三渓園にも行ったことがなく、原三渓という人のことも全く知らなかった。
原三渓(1868ー1939)は明治から昭和にかけて生きた実業家で、日本美術の大収集家となり、また収集だけでなく若い画家を経済的に支援もし、さらに茶人として、自身も絵を描いた文化人。

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国宝《孔雀明王像》
明治の元勲井上馨から当時破格の1万円で購入し、コレクター三渓の名を世に知らしめた作品。

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伝毛益(でんもうえき)《蜀葵遊猫図(しょっきゆうびょうず)》
犬の絵とセットで購入。

収集したのは日本美術と中国美術に茶道具類。仏画、大和絵、琳派など様々だが目利きの確かさに驚かされる。

後援した画家には大観、観山、靫彦らそうそうとした名前が並ぶ。

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安田靫彦(ゆきひこ)《夢殿》

自作の蓮の絵なども展示され、その清潔感漂う絵に人柄も偲ばれる。

現在国立西洋美術館で開催中の松方コレクション展と併せて見ると、明治から昭和にかけてもコレクターの偉大さを感じられる。
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