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宋磁展 [美術]

出光美術館
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中国の宋時代の陶磁器を集めた展覧会。
色絵もあるが、中心は青磁、白磁など単色の釉薬を使った美しいフォルムのもの。シンプルで洗練された形、繊細な彫りなどが優美。

日本の焼き物と比べるに、中国の陶磁器は完璧な形を最上とするように思える。左右対象形、完全円などで、日本の焼き物のような歪みや偶然がもたらす釉薬のたまり、などのものは多分失敗作として破棄されたんだろう。今回展示されたのもどれもそういう「完全なる美」のものばかり。確かに美しいけど、ちょっとつまんない、なんて思ったりもした。

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白磁長頸瓶
シンプルの極み。余計なものをそぎ落として、うっとりするくらい美しい。

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白磁錆花牡丹唐草文瓶
色は地味だが掻き落としによる模様が大ぶりで美しい。

参考出品として朝鮮陶磁の象嵌青磁の壺があったのが嬉しかった。象嵌青磁、大好きなんですよね。
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