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フィルハーモニア管弦楽団 [音楽]

2月7日(木)
東京オペラシティ

エサ=ペッカ・サロネン指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス

[曲目]
ルトスワフスキ:交響曲第4番(1992)[ルトスワフスキ生誕100年記念]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調op.58
  (アンコール)
  ベートーヴェン:ピアノソナタ 第22番 ヘ長調 op.54より 第2楽章
  ・・・・・・休憩・・・・・・・・
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調op.92
  (アンコール)
  シベリウス:悲しきワルツ

珍しく2週続けてオーケストラを聴く。いやあ、先週とは言ってはなんだがオケの格が違った。さすが名門。
サロネンを生で聴くのは初めてかもしれない。フィルハーモニア管はどうだったっけ。覚えてないから初めてかもしれない。自分的には、昔ムーティが振ってたよな、と言う懐かしい記憶が。。。

1曲目はポーランドの現代作曲家、ルトスワフスキの交響曲。もちろんこれも初めて聴く。始めは美しい叙情的なメロディが弦で奏でられ、なんだかヨーロッパ映画のサントラみたい、と思ったが、だんだん音も増えていって最後の方はやっぱり良くわかんなかったな。すいません、私には現代音楽は取っつきにくくて。こういうの、作曲する人も凄いけど、演奏する人も凄いと思うよ、素直に。サロネンは自分でも作曲を手がける人だけに、こういうスコアを読み解くのは得意なんだろう。

2曲目、アンスネスを迎えてのベートーヴェン。これが良かった。端正で気品ありみずみずしいソロが素晴らしい。若いのに既に風格を感じるが全く重くない。いや、と言って軽いというわけではない。きっちりしてスマート、とでも言うか。良かったなあ。

そしてメインはベートーヴェンの第7番。躍動感あふれきびきびしたサロネンの指揮の下たおやかな木管と品格ある響きの弦が溶け合う。凛として溌剌としたベートーベンのかっこいいこと!ドイツ音楽らしいどっしりとしたのとは違う。もっと明るい響きで、明朗で鮮やか。うん、こういうベートーヴェンも良いね!

要はイギリスのオケが好きなんだな。良い意味で中庸を音にするとああなる。やり過ぎない、過不足ない、でも十分上手くて気品あるっていう、ドイツほど重厚でなく、フランスみたいにきらびやかでなく、馬力のロシアとも違うし、ノリのアメリカのオケとも違う味。

サロネンとフィルハーモニア管の相性も上々。これからこのコンビで活躍しそうで楽しみ。

しかしこの演奏会、1曲目が予想より長かったので、休憩に入った時点で既に8時20分くらい。終演は9時半近かった。オペラでもないのに。。。
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サンフランシスコ人

エサ=ペッカ・サロネン....サンフランシスコ交響楽団に着任決定...

http://www.sfcv.org/music-news/san-francisco-symphony-announces-new-music-director-and-eight-creative-advisors

by サンフランシスコ人 (2018-12-08 06:34) 

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