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伊万里・柿右衛門・鍋島 肥前磁器の華 [美術]

5月29日(日)
根津美術館

台風近づく土砂降りの中、二子玉からの帰り道表参道で降りて根津へ。いろいろ立て込んでいて、この日行っとかないと会期中に行けないかも、だったので。

根津美術館は去年の今頃、光琳の燕子花図屏風を見に来て以来かな。雨にもかかわらずそこそこ人は来ていました。

静嘉堂のが室町から江戸時代の陶磁器全般が対象だったのに対し、こちらは肥前時期に絞った展覧会。もちろん私の好きな鍋島も。
img_exhibition_hizen.jpg
ポスター(チラシ)の色合いがすでに伊万里って感じですね。清楚で品のある色が素敵。

表だけじゃなくて、裏も綺麗なのでご紹介。
ちらし.JPG
肥前初期は青一色の染め付けがほとんど。
それがだんだん、色がつけられるようになり、また青磁と組み合わせたり、とヴァリエーションが出てくるのが楽しい。
また日本の器は形もいろいろ。(チラシ裏を見てね)これも西洋の食器にはないかも。

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染付白鷺蓮葉文皿
くっきりとした染付の青に浮かび上がる白鷺の白、と言う対照が効いている。

hizen_1.jpg
色絵三果文稜花皿 柿右衛門
柿右衛門らしいすっきりとした白地に鮮やかな絵付け。華やかな中にも品のある美しさ。

40691.jpg
青磁染付青海波宝尽文皿
写真だとちょっと色味がきついんだけど、青磁の薄い緑と染付の青の組み合わせが何とも気品高くて美しい、日本の磁器ならではのデザイン。今回展示の中ではいちばんのお気に入り。

なお、2階の茶道具の展示室では「雨を楽しむ」をテーマにした特集展示。こちらでも茶入れや茶碗などの器が観られる。思いがけずこちらで仁清の「百合形向付」を拝見。百合の花をかたどった、白地に縁だけがほんのり墨色の美しい器。今日は仁清をたくさん観られて幸せ。
タグ:根津美術館
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リュカ

あ、これ良いですね!
7月までやっているのですね。チェックチェック!!
by リュカ (2011-06-01 08:31) 

mami

リュカさん、
備前が好きだったらお薦めですよ~。染付や色絵、どれも綺麗で素敵でした。
2階の茶道具の展示室もお見逃しなく。
by mami (2011-06-01 23:56) 

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